【銀魂】副隊長は天人さんです 裏話5＊

228訓 誰かが犠牲になれば全てプラマイゼロ ページ41

銀時「山崎くんだってあんなに成長してるだろ？」


そこには、完全にモヒカンにされてしまった山崎の姿。


土方「髪型変わってんだろうが！！なんでマラソンで髪型変わんだよ！！」


そのまま山崎はうな垂れた。


山崎「こ、こんな頭で・・どうやって監察やってけって言うんだよ・・」


土方「ま、まさかお前、コイツらにやられて」


こんな妨害の仕方があるかと、俺が大会関係者に物申そうとした時だった。


「・・土方さん」


土方「A」


ゆっくりとやって来たAは、口元を押さえて顔面蒼白だ。
まさかコイツも何かやられて、体調が悪いのかと心配になる。


土方「お前もコイツらに・・」


「・・大丈夫です。ザキさんの頭がフランスパンに殴られて、モヒカンになったのも、無理矢理口に押し込まれたフランスパンで具合が悪くなったのも問題ないです・・」


土方「問題大アリだろうが！！」


こりゃ、文句を言ってやろうと思うが


「ダメです、土方さん・・。こんなモンよりもっとヤバいモンありますから・・」


土方「ヤバいモン？」


こんな嫌がらせや替え玉なんかよりもヤバいモンだと！？


山崎「副長、ココは奴らを見逃してください・・」


二人はなぜかコイツらを見逃せと言う。
いったいどうゆう事だと思った時だった。


？「あ、ココでいいです」


運転手「大丈夫なの？ホラ、さっき人轢いちゃったし問題になってない？事件になってない？」


？「大丈夫大丈夫。バレやしやせんよ。ウチの部下がソッチはなんとかしてくれてるんでね」


近くに止まったタクシーから降りてきたのは


？「あ、支払いは土方十四郎でお願いしやす」


総悟ぉおおおお！！？


銀時「アレー？どっかで見たことあんな、アイツ」


ああ、わかった。
総悟の野郎がタクシーで来やがった。
ソレを大会関係者に言われれば、俺たちの負け。
コレはもう・・。


銀時「タカティンがどうして成長したか知ってるか？」


もうこの外人をアイツらの仲間だとするしかねぇと諦める。
しかしもう一つヤバいことがあるらしい。


銀時「警察がひき逃げしたんだぜ？どうする？バラされたらお前らどうなっちゃうのかなー」


土方「は？」


「・・アチラの仲間をひいて逃げたんです。あの外道野郎が」


だから私とザキさんにやられて嫌がらせは見て見ぬ振りをしてくださいと話すA。
俺は開いた口が塞がらなかった。

229訓 結局全ては金が解決してくれる→←227訓 マラソンとは人生と同じ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す