226訓 自分以外の全てが敵になってしまったら ページ39
ーー新八side
僕は銀さんを信じて前へ前へと向かう。
銀さん、絶対タカティンを連れて追いついてくださいね。
そう信じて走る。
新八「うぉおおおお!!!」
こんな所で負けられない。
負けるわけにはいかないんだ!!
やっと前方にオタクの集団が見えてきた。
アレが先行集団か!!
アナウンサー『寺門通親衛隊が今、先行集団を一気に追い抜きにかかる!!』
アナウンサーの声が聞こえる。
目の前を走る集団を抜かそうとした時だった。
?「フォーメンション玄武」
誰かが人差し指を天に向ける。
そのすぐにフォーメンションなんて言葉が放たれたと思ったら
新八「なっ!!」
前方のオタク集団が陣形を組んで、僕の行く手を防いだのだ。
アナウンサー『巨大なオタクの肉壁ができた!!これでは親衛隊は一歩も前に進めません』
どうしてオタクたちがと僕は立ち止まる。
アナウンサー『他チームが混在する集団が、統率のとれた動きをしている!!いったいどうゆう事なんでしょうか』
アナウンサーが驚いている。
そして僕は気づいた。
まさか・・
?「くくく・・全くめでてぇ奴らだ。大会の運営者も、テメェら親衛隊も」
オタクの集団から煙草の煙が見えた。
大会が始まって、一度も姿を見せなかった。
?「この大会の出場チームは1000チーム。ソイツらがオフィシャルの座を巡って互いに争う。そんな甘っちょろい大会なんかじゃねぇんだよ」
オタクの肉壁の間から、僕の方に向かって来た人物は僕の予想通りの人物だった。
新八「トッシー・・いや、土方さん」
あのダサい格好をした土方さんだった。
土方「1000チーム対1チーム。ここにいるのは、ハナからテメェらと俺たちだけだ」
バ、バカなぁあ!!?
土方「ここにいるオタク共は、テメェら以外全て俺の手駒なんだよ」
コイツら全員通選組の傘下だと!?
コイツら全員が僕らの敵!?
土方「勝負は始まる前から決まっていた。この大会はオフィシャルの決定戦なんかじゃねぇ」
土方さんは僕に背中を向けると、再び肉壁の中へと進んでいく。
土方「トッシーを浄化させるためのただの祭り行事にすぎねーんだよ。そしてテメェらはそれに捧げる生贄だ」
どんどん先へと進んで行く土方さん。
クソォオオ!!絶対諦めない!!
アナウンサー『親衛隊はオタクの肉壁に阻まれ身動きができません』
しかし僕は全然進む事ができない。
このままでは負けてしまう。
227訓 マラソンとは人生と同じ→←225訓 リーゼントって実はフランスパンなんだよ
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沖田いずみ(プロフ) - 八雲さん» 3月に公開予定です(^_^)申し訳ないですがお待ち下さい! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - すみません、続のパスワードってどうなんですか?突然ですみません (2018年2月25日 22時) (レス) id: 156f742ab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 沖田いずみさん» いえいえ!!読みました!!ありがとうございます!! (2017年12月24日 22時) (レス) id: 2513547d82 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんさん» すみません!分かりにくくて( ; ; )part7のほうでやらせてもらってます! (2017年12月24日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 沖田いずみさん» そうなんですか!?すいません!読んできます!! (2017年12月24日 21時) (レス) id: 2513547d82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2017年3月4日 22時