【銀魂】副隊長は天人さんです 裏話5＊

224訓 謝るのは態度で示せ ページ37

ーーAside


一人先へと突っ走っていった、新八くんの背中を見送った私たち。


山崎「ま、俺らは頑張る必要ないしね」


「本物の土方さんを取り戻すためだかなんだ知らないけど、私は団子がもらえればなんだっていいけどね」


山崎「Aちゃんは団子があるからいいよね。俺はなにも得なことないよ・・」


こんなダサい衣装着せさせられてさと話すザキさん。
なんだかちょっと可哀想になってしまう。


？「なかなか速ぇじゃねーか」


喋りながら二人で会話をしていれば、いきなり聞こえたザキさんとは違う声に反応する。


山崎「・・・え？」


銀時「アレだったら、なんとかなんじゃねーの？」


私とザキさんの隣を平然と併走しているのは旦那だった。


「待って待って待って！！早いのは旦那だから！！早すぎるから！！病院は！？」


私は思わず大きな声を出す。
だってそうでしょ？
総悟のせいで事故に合った彼を病院に連れて行った筈。
なのになぜか、223訓で連れて行って、224訓の半分いってないのに戻って来たのだ。
そりゃ早ってなるよね？
隣のザキさんだって驚いている。


銀時「なんだよ、早かったらダメなのかよ」


「だって怪我人がいたじゃないですか！！病院でそんなに簡単に解決するレベルじゃなかったですよね・・ま、総悟のせいだけど」


山崎「まさか、その辺に捨てて来たとか言わないですよね・・？」


ザキさんはかなり心配している。
そのくらい早かったのだから心配する。


銀時「治療終わったらすぐに駆けつけるってよ」


「そ、そんな簡単に治療できるレベルではなかったと思いますけど・・・すみません、ウチのクソドＳが」


銀時「謝りまくってるけど、結局Aちゃんは作戦だったの？それともガチで申し訳ないって思ってんの？」


「さぁ？どうでしょう？」


ドヤ顔で旦那に言ってやるとなにこの子ムカつくんだけどと旦那はボヤく。


山崎「ま、Aちゃんの言う通り、戻って来ようがないですよ。つまり負けですよ、旦那」


銀時「あ？問題ねーよ。ほら、来たぜ」


そう言って旦那は後ろを振り向いた。


銀時「おーいコッチだ、コッチ」


私とザキさんはその声に振り返れば


銀時「そもそも、お前はひ弱過ぎるんだよ」


ガムを噛む音が聞こえる。


銀時「もっと身体を鍛えないとダメだぜ？タカティン」


明らかに先程の彼とは違う、金髪サングラスマッチョの外人がいた。


「「・・・え？」」


私とザキさんは固まった。

225訓 リーゼントって実はフランスパンなんだよ→←223訓 一石二鳥なんて徳な言葉なのだ

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