【銀魂】副隊長は天人さんです 裏話5＊

222訓 ちょっと楽したら後からガツンと罰が当たる ページ35

山崎「頑張って走ることないし」


と話す山崎さん。
そんな山崎さんにAさんは言う。


「あ、そっか！！近藤さんが先に行ってるから頑張る必要ないんだ。あー早く言ってよ。大切なお金使って総悟籠で行きやがったよー」


これでわかった。
土方さんのチームは近藤さんと沖田さんとAさんに山崎さんという布陣だとわかった。
僕らは万事屋にタカティン・・そして定春。
犬だからカウントされてるかも怪しいくらいだが。


新八「大変そうですね、山崎さんもAさんも・・お二人とも頑張ってください」


銀さんとともにタカティンを連れてズラからうと思ったが


山崎「あ、旦那たちも先に誰か走らせて、楽してるんですよね？」


確かにそうだけども！！
でもタカティンの負傷が知られれば、神楽ちゃんがどれだけ頑張っても終わりなんだよ！！


神楽『うぉおおおお！！！賞金は私の物ネ！！』


近藤『ここまでだぜ、お嬢さん。何人たりとも俺の前は走らせねぇ』


たまたま通りかかった電気屋で、たまたまテレビを見てみれば


『『うぉおおおお！！！』』


近藤さんと神楽ちゃんが先頭でデットヒートを繰り広げている。
しかし・・


アナウンサー『物凄い勢いでコースアウトしていく！！みるみるトップから離れて行きます！！』


アナウンサーのこの言葉に僕も銀さんも冷や汗を流す。
まさかの神楽ちゃんのコースアウト・・
タカティンの事がバレなくても負ける事が決定した。


銀時「なにをしてんだぁあああ！！アイツはぁあ！！」


僕と銀さんはタカティンを担いで走り出す。
そしてそれは僕らだけではないわけで


「なにしてんの！？あのクソゴリラ！！余計な仕事増やしやがって！！！」


Aちゃんもいきなり走り出した。
しかし


山崎「Aちゃん、急ぐ必要ないと思うよ？」


「え？」


山崎「・・・もしかして、話聞いてなかったの？」


「だって無理矢理やらされてるし・・あんま話聞いてなかった」


山崎「・・・だと思ったよ」


二人の会話を聞いてみると焦る様子はなさそう。
近藤さんがコースアウトしたのにだ。
まさか・・
土方さんか、籠に乗った沖田さんが前の方にいるから気にする必要はないってことか・・。
つまり僕らだけがこのままだとマズイという事。


銀時「最悪だ！！あのバカに先陣きらせるのが間違いだった！！」


新八「このままタカちん背負って追いつけるんですか！？」

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