133訓 元凶 ページ7
「やぁやぁやぁやぁ」
新八「・・・この声」
僕は恐る恐る後ろを振り返れば
「久しぶりだね、新八くん」
黒スーツに金髪を高めのポニーテールにし、眼鏡をかけたAさんが笑顔で現れた。
松平「これでAちゃんの潜入捜査も終わりか」
「多分ですけどとっつぁん、桂はきっと気づいてますよ」
松平「だろうな」
新八「え、えっと・・つまりAさんは真選組は解散になっても、警察組織に属してるって事ですか？」
新海「え！？じゃあ妹ちゃんはこの世界を救うために・・」
新海さんは嬉しそうにAさんの方を見る。
だけどAさんは
「いいえ、新海さん。私は真選組を壊滅されられ怒ってるんですよ」
結んでいた髪を解いたAさん。
「本当はとっつぁんの言いなりになんてなりたくはないんです。だけど、そよ姫さまの助けにはなってあげるって気持ちがあったから仕方なくやってあげてるだけ、仕方なくね」
眼鏡を地面に落とし踏んづけたAさん。
その目は先程桂さんの隣にいたAさんとは違くて
「今なら誰だって殺れる・・・例えそれがとっつぁんのせいだったとしても」
新八「え、それってどういうことですか」
Aさんの言う意味がわからなくて松平さんを見れば
松平「同じ獲物狙ってたからこそいっとき手を組んだだけだ。だが、その獲物がなくなれば敵同然」
新八「えーとつまり・・」
松平「俺とアイツは互いに捕まった時に手を組んだ。成功した暁には、どこにでも口を聞いてやると約束したんだ」
新八「ってお前があのバカ総理作った元凶かぃいい！！！」
松平「ま、邪魔になったら始末しようと思って何度も仕掛けるんだが、中々奴が死ななくてな」
新八「じゃあ先に仕掛けたのはアンタで、真選組が潰されたのもアンタのせいじゃないっすか！！」
松平「奴を始末できれば帰ってくる。そこで万事屋、お前・・・人を殺した事はあるか？」
新八「もしかして片棒担がせるつもりか！！」
「うん、そういうこと。真選組を取り戻すために、私はアイツを、桂を殺すために・・暗殺者になった」
新八「元警察がとんでもねぇこと言ってっけど！？つうか自分で殺った方が早くない！？」
「あ、そうか、その方が早いじゃないか！！」
そう言ってAさんは銃を持ち嬉しそう。
余計な事言ったかも・・。
僕は桂さんを殺そうとは思わないが、この人たちは殺る気満々らしい。
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なのは(プロフ) - 更新しないですか？楽しみです！(>_<) (5月1日 2時) (
レス) id: d007c1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません！長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい！ (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2019年3月21日 18時
