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144訓 ツメが甘い ページ18

目の前には少し大人になった神楽ちゃん。


新八「か、か、神楽ちゃんん!!?」


驚く僕。それもそうだろう。
だって目の前にいた神流ちゃんが、急に大きくなって・・挙句、神楽ちゃんだと言うのだから。


「まさか神流ちゃんが神楽ちゃん?でも神流ちゃんは何?え?ちょっと頭整理したいんだけど!!」


さすがのAさんもこうである。


「つうかなんで総悟は神流ちゃんが神楽ちゃんだって気づいたわけ!?」


総悟「そりゃ嫉妬かィ」


「おい、なんでそうなった。つうか嫉妬してねぇよ」


総悟「まぁそう怒るなよ。手合わせしてりゃわかるに決まってんだろィ」


そう言ってニヤリと笑う沖田さん。
その時だった。


神楽「相変わらず嫌な奴アルな、お前」


全員が神楽ちゃんの方を向く。


神楽「人の隠し事をベラベラと・・。覚悟はできてんだろうな」


目の前で微動だにしない沖田さんは


総悟「何の覚悟でィ。変わらねェのはお互い様だろ」


そう言って沖田さんは何かのフックを取ると、神楽ちゃんの足元に何かを投げた。


総悟「ツメが甘ェ」


その瞬間、神楽ちゃんの足元で爆弾が爆発した。


「ちょ、何してんの総悟!!」


総悟「何って指導してやっただけでィ」


「指導って・・大事な武器までぶっ壊すつもり!?つうか、神楽ちゃんと新八くんをココに集めた理由を忘れてるよね!?」


沖田さんとAさんが言い合いをしている。


新海「あー懐かしい雰囲気だなー」


新八「なんか和んでません!?いつもみたいに沖田さんに噛み付いてくださいよ!!いつもみたいにシスコン出してくださいよ!!」


新海「お前と一緒にするな」


新八「なにこの人・・。この人が一番変わったんじゃないの・・」


周りには元真選組隊士たちが片付けをしながら話している。


隊士「たく、毎度のことながら沖田さんとAさんには手を焼くぜ」


隊士「せっかく準備した武器がパーだよ」


「ちょっと待て、私は何もしてない」


隊士「Aさんも暴れてたじゃないですか。武器振り回して」


「うっ・・いたたまれない」


隊士「武器なんてなくても、あの娘と沖田さんとAさんがいれば事足りるだろ」


隊士「いやその前にあの娘、力かしてくれんのかよ」


上に振り回される下の者の気持ちが少しわかるような、わからないような気がした。

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シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» コメントありがとうございます!数年近くも読んでもらって嬉しいです!!頑張って完成させていただきます笑笑 (2019年3月22日 17時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時

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