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143訓 おかえり ページ17

総悟「叫べよ。母ちゃん助けてくれって」


脅す沖田さん。
Aさんも見ているだけで手を出そうとしない。


新海「妹ちゃん!このままじゃあの子!!沖田ならやりかねないだろ!?」


「仕方ない事なんです。こうでもしないと、旦那の居場所を見つける事ができないんです」


新海「そうまでして銀髪を探し出すって・・。危惧する相手っていったい誰なんだ」


さすがの僕ももう黙っていられなかった。


新八「神流ちゃんんんん!!」


僕は木刀を持ち、沖田さんに攻撃しようと背後に回った。


総悟「フッ」


沖田さんとAさんがニヤリと笑った。
え?と思った僕の額には、沖田さんのクナイの先。


総悟「いや、コッチの方が効果がありそうだ」


次の瞬間、神流ちゃんの周りが爆風とともに白くなると、僕も含めた周りの人間が吹き飛んだ。


総悟「ゲホゴホ」


「ウッ・・な、何・・」


新海「いったい何が・・」


吹き飛ばされた僕らは驚く。
白い煙が上がっているのは、先ほど神流ちゃんがいた所。


新八「か、神流ちゃん・・」


鷹の目で神流ちゃんがいた場所を見る二人が、驚いた顔をしている。


「どういう事・・こんな事聞いてない・・」


総悟「気づいてなかったのかA」


「いやだって、私は神楽ちゃんをおびき出せって聞いてただけで、まさか・・まさか・・」


総悟「ようやく帰ってきたんだよ、意地っ張りがな」


先ほど神流ちゃんがいた場所から、子供のモノとは思えない程白いくて長い足が見えた。
そして出てきた人は


新八「なんか想定外のアンバランスなの出てきたぁあ!!」


そこから現れたのは、顔は子供だが身長は大人の女の子だった。


総悟「速!!」


そしてすぐに沖田さんに向かい拳をぶつけた。


新八「う、腕も伸びたぁあ!!」


沖田さんもすぐにクナイで応戦するも押さえ込まれている。


新海「あの沖田が押されてやがる・・」


そのまま沖田さんは投げ飛ばされた。


「総悟!!」


しかし沖田さんは抜刀すると、すぐに斬りかかった。
沖田さんが刀を握ったという事は・・本気だ。


総悟「よぉ、おかえり」


そんな沖田さんは、頭突きをかまされ飛んでいった。


新八「か、神流ちゃん・・君は・・」


総悟「そんな奴ハナっからいなかったのさ」


沖田さんの言葉にみんな驚く。


総悟「ソコにいんのはアイツのガキでも分身でもねェ。アイツ自身だ」


そこに立っていたのは、少し大人になった神楽ちゃんだった。

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なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (5月1日 2時) (レス) id: d007c1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時

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