128訓 英雄 ページ2
高級車はかぶき町の街中を進む。
新海「まさか信女が警察庁長官になってるとはな」
信女「そう言うアナタは今まで何してたの?」
新海「うん・・・復興?」
市村「なんで疑問形なんだよ」
そんな3人を乗せた車は道端で止まった。
警察「身分証明書をお願いします」
?「す、すみません!実はこの子ロボっ娘で・・一時的に預かるというか・・何というか・・」
無線機を握る市村は言う。
市村「で、ホントに連れ回してんのか?」
警察『はい、大分妄想幻覚作用が進んでますね。間違いなくやってますよ』
市村「だとよ」
と無線機を切った市村は信女に言う。
新海「幻覚作用ってなんだよ・・」
その間にも車の外では進んでいる。
警察「18歳以上の童◯で、縁者でもない幼女を連れてるとなると・・ロリコン不法所持で逮捕」
ガチャリと無機質な音を鳴らし、男の腕に手錠がかけられた。
?「待てぇええ!!どんだけ横暴な警察だよ!!」
ズルズルと引きづられる男。
そんな男を黙って見ていたが、急に車の窓を開けた信女。
信女「待ちなさい。何やってるのアナタたち」
先程まで黙っていた信女は車のドアを開け降りる。
信女「それが誰だかわかってるの?」
信女のその言葉に二人は見る。
市村「・・・あ」
新海「あれって」
市村「やってはいけない事をやっちまったみてぇだな、アイツら」
男を捕まえていた警察たちも驚いた様子で立ち止まる。
警察「ちょ、長官殿!!」
信女「それはこの国を救った英雄の一人。あなたたち新参者が裁いていい相手じゃない」
市村「え・・」
新海「英雄って言いながら裁くとか言ってるけど・・。つうか刀抜いてないか・・」
信女は刀を男に突き刺すように向かって行った。
?「え?」
壁に突き刺さる刀。
そして怯えた様子の男・・否、志村新八。
信女「切腹して果てるか、この警察庁長官、今井信女に斬られ果てるか」
刀を壁から抜いた信女は新八に言う。
信女「どちらか選びなさい、英雄」
新八「え、えぇええええ!!!」
驚いた様子の新八。
新海「こ、怖ぇ・・」
市村「・・だろ?これが恐怖政治ってやつだよ」
新海「お前が顔色悪い理由がわかったよ・・」
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なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (5月1日 2時) (レス) id: d007c1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時