149訓 闇堕ち ページ23
ーー新海side
いったい全体意味がわからない。
妹ちゃんも沖田もなんだかよくわからない。
マフィアになんてなりやがって。
真選組を解散してマフィアになって総理大臣を暗殺?
そして銀髪を呼ぶためにアイツらを脅した。
しかもそれが危惧する相手を殺すため?
新海「何を考えてるんだ・・。危惧する相手ってなんなんだ。それに、あの銀髪の居場所なんて、誰がわかるってんだ」
俺は悶々としながら町を歩く。
きっと俺だけではないはずだ。
あの場にいた万事屋の二人も戸惑っただろう。
新海「・・・ところで、懐かしい顔があると思えば何してんの?」
と俺は電柱を陰にするロボットと、その隣で上着を絞る男に問う。
?「それはこっちのセリフだ」
新海「いやいや、昨日は懐かしい顔ぶれをいっぱいみたもんだから、お前の顔見ても珍しい感じがしないな」
?「あーそうかよ」
新海「で、市村、信女、松平、メガネ、桂、妹ちゃん、沖田、ピンク頭の次はお前かよ・・土方」
土方「おい、昨日一日で随分出会ってんじゃねぇか」
新海「だからお前に会ってもなんの驚きもしない。だが・・」
俺は電柱にしがみつくようにしているロボットを指差す。
新海「これはどうかと思うぞ!!俺は!!こんな奴いなかっただろうが!!」
ロボ「黙っててください。今闇堕ちした万事屋の旦那を見張ってるんですから」
新海「なんだよ闇堕ちって・・」
もはや妹ちゃんも沖田も信女も闇堕ちしてんじゃねぇかと思うが。
ロボ「今まで人間を護ってきた主人公が、人間の愚かさに絶望するっていう、最終回パターンじゃないですか!!」
新海「つーか話乗っかっちゃったけどよ、俺の珍しくマトモなツッコミ無視すんじゃねぇよ」
珍しくって自分で言ってて悲しくなるが、俺のツッコミは間違ってないと思う。
土方「ザキ、テメェの妄想は聞いてねぇよ。いい加減にしねぇと俺も部下の愚かさに絶望するぞ」
新海「おい、土方まで無視か。つうか・・」
俺はロボットをガン見する。
新海「ザキって、ザキって・・・誰だっけ」
ロボ「酷くない!?いつも地味太郎って呼んでたじゃん!!」
新海「地味太郎、地味太郎・・・え、マジで誰」
ロボ「酷すぎる・・」
新海「まぁ仕方ないさ。監察なんだから」
ロボ「絶対この人わかってるって!!」
土方「おい、うるせぇぞ。奴らから目離すんじゃねぇぞ。動向を探る」
土方はそう言って銀髪と高杉の後ろ姿を見た。
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なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (5月1日 2時) (レス) id: d007c1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年2月6日 10時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - 更新待ってます! (2020年4月29日 18時) (レス) id: d8cddd6978 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!頑張ります(^o^) (2019年7月25日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 何度この作品を読んでも面白くて飽きません!長作で大変だと思いますがこれからも頑張って下さい! (2019年7月18日 22時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2019年3月21日 18時