【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

２６＊ ページ28

ーー銀時side


新八「本当にあんな男と組むつもりなのか？」


次の日、あの二人は嫌がっていたくせに約束通り二人とも来た。


定春「ガウガウガウガウ」


じゃなかった、プラス一匹だ。
ま、定春に関しては一切警戒心がない。
もしかして俺だってバレてる！？


神楽「仕方ないじゃない。定春があの調子なんだから」


そう言って俺に懐く定春を見る。


神楽「文句があるならついてこなきゃいいでしょ？ま、アンタの万事屋は所詮中二くさい御託並べるだけでしょうけどね」


新八「なんだと！！誰が中二・・・っと、危ない、挑発すれば俺のツッコミが拝めると思ったら大間違いだ！！」


神楽「誰もアンタのやかましいツッコミなんか聞きたくないわよ」


もめていた二人。
その時ツッコミをやめた新八が言う。


新八「俺の知らぬ所で万事屋を汚されては困るからな」


その後性病がどうこうで新八ともめた。
神楽は俺たちの姿を見てボソリと呟いた。


神楽「アンタらが一番万事屋を汚してるっつーの」


そんな時だった。


「あれれれれー？？」


なんだか騒がしいと思ったら、何でも屋さんかーと気の抜けた声が聞こえた。
この声には聞き覚えがあり、声の主を見れば


「まだいたんですかー？義兄弟さん」


銀時「Aちゃんと・・・そちらの人斬りさんはどちら様ですか？」


数日前に出会ったAちゃんだった。
どう見ても白詛にかかっているとは思えないぐらい元気そうに見える。


？「なるほど、この卑 猥物みたいな奴が旦那の義兄弟でござるか？」


そしてAちゃんはソウルソサエティの人間なのだが、その隣に立つのは赤い着物に団子の串を加えた人斬り抜刀斎らしき奴がいる。


神楽「ゲッ、会いたくない奴がいる」


新八「何用だ。貴様ら」


つうか誰かソイツが何者か教えてくれない！？


「あ、義兄弟さん、この人は総悟。沖田総悟でーす」


銀時「はぁぁああああ！！！？何！？カップルで揃ってコスプレかよぉおおお！！！」


俺の声が響いた。


総悟「コスプレじゃねぇで・・ござる」


神楽「相変わらずなりきれてないわね・・」


新八「ところで貴様、大丈夫なのか？」


いきなり新八はAちゃんに聞いた。
体調は大丈夫なのかと聞いたのだろうと思ったが


新八「・・・聞いたぞ。亡くなったそうだな」


その言葉にギロリと沖田くんが睨んだ。
言われた本人はヘラリと笑うと


「そうだよー」


気の抜けた言い方で返した。

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