１２＊ ページ14
ーー総悟 side
土方『総悟、そろそろアイツに無理させんな。これ以上寿命縮ませるつもりか』
わかってる、んな事。
土方さんに言われなくたって、コイツが弱ってる事くらいわかってる。
「・・総悟」
総悟「あ？」
「少し休んだらお兄ちゃんに会いに行く」
コイツはいつもそうだ。
昔から自分のことよりも他人を心配する。
総悟「�爐泙性畍世錣覆い弔發蠅�？」
「言わない。最後まで・・」
だから総悟も内緒だよと、ヘラリと俺の腕の中で笑うコイツの顔が、前にも増して白くなってきたと感じた。
総悟「ま、とにかく休め。酔いが醒めたら俺も一緒に行ってやらァ」
そう言ってゆっくりと布団に寝かせる。
「ごめん・・総悟」
総悟「何に謝ってんだか」
「さっきは土方さんに突っかかったけど、土方さんの言う通りだよね・・」
私は病人だと言おうとするAに、俺は遮るように言った。
総悟「兄貴の見舞いに行くんだろ。さっさと寝ろ、酔っ払い」
Aに背中を向けたままそれだけ言うと、部屋を出て襖を閉めた。
しばらく歩き俺は縁側に座り外を見る。
総悟「・・・あと一週間」
あと一週間で半月だ。
・・・あの日から変わった。
ーーー 一週間前
総悟『あぁー疲れたー』
『インチキ抜刀斎がなーに言ってんの。終わったらお兄ちゃんのお見舞い行かないと』
そう言って拳銃をクルクルと振り回すA。
神山『いやぁ、相変わらず惚れ惚れするっす！お二人とも！！』
『まぁね。ん？』
急にAが座り込んだ。
総悟『おい、どうした』
俺は座りこんだAが気になり目線の高さを合わせる。
『・・うーん』
自身の目を手で隠したり隠さなかったりしているA。
そして自身の目をこすり始めた。
総悟『何してんだ？目の調子でも悪いのか？力の使いすぎじゃねぇか？』
鷹の目に慣れコイツの右目は常に赤いからか、疲れすぎたのだろうと俺は思う。
『うーん、なんか目が見えにくいんだよね』
総悟『あ？見せてみろ』
俺はAの顔を見て、自身の目を見開いた。
『ねぇ、ど、変かな？』
総悟『お、お前・・』
『ん？』
Aの睫毛が白い事に気づいた。
総悟『ゴミでも入ったんだろ』
睫毛が白く見えにくい目。
最近流行りのある病の症状。
気のせいだとこの日は忘れることにした。
たまたまだと思った。
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ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか？ (2019年4月28日 16時) (
レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます！！涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます！！長引いてますがよろしくお願いします！！ (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです！むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです！1日の楽しみになってます！応援してます！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2017年11月5日 22時
