【銀魂】一番隊副隊長は天人さんですpart14

670話 茶色の液体 ページ38

ーーAside


百地「ココは忍の神、摩利支天が護る忍の里。将軍の身も安全ぞよ」


百地さんが言う通り、ココは忍の里である。
万事屋一向にさっちゃんと近藤さん、土方さん。
そして新海さんで百地さんの前に並べさせられている。


百地「まぁ茶でも飲んでゆっくり休め」


そう言った百地さんの前のロボットは、口からお茶をコップに注ぐ。
え？それお茶なんだよね？
モザイクとかつくヤツじゃないよね？


百地「飲め。里特製の忍茶ぞよ」


「・・・・え・・」


私の口から驚きの声が漏れる。
というか想像したらコッチも口からヤバイもんが漏れそうで怖い。
そして周りの奴らも固まって反論というかツッコミをしない。


新八「あの・・百地さん・・」


そこでツッコミだけが取り柄の新八くんが出た。


新八「ツッコミだけが取り柄って何ですか！！」


「まぁまぁ、さっさと突っ込んでくれる」


最近Aさん冷たいですよねっと言ってくるが、最近ではない。
元からである。


新八「と、とりあえず百地さん。ソレって武器ですよね？人ではないですよね？」


そんな新八くんの言葉に、彼女は何を勘違いしたのか


百地「そうか。童っぱどもに茶は早かったか」


その言葉に光が見えた。
だって口から出たモン飲むくらいなら違うモンの方がマシだ。
私と神楽ちゃんはコップを持つと近寄る。


百地「コレでどうぞよ」


今度は百地さんの前にいたロボットが、お尻をこちらに突き出してお尻から


神楽「ココアアル！！Aも早くもらうネ」


ココアというか茶色の液体を出した。


「待って神楽ちゃん！！さっきよりもヤバそうなんですけど！！リアルすぎて怖いんですけど！！」


新八「百地さん！？本体アンタなんですよね！？ソレ飲んでも大丈夫なんですよね！？」


さすがの私もツッコミましたよ。
だってお尻から茶色の液体ってもうそれって・・


「う◯こじゃん。しかもゲ◯の」


新海「妹ちゃんの口からとんでもねぇ単語出たじゃねぇか！！なんツー言葉教えてんだバカヤロー！！」


と新八くんの胸ぐらを両手で掴む新海さん。


新八「なんで僕ぅう！！？」


そんなやり取りを表情を変えることなく百地さんが言う。


百地「わしは傀儡術を極める忍。カラクリを操り操られる者。即ち二人合わせて百地乱破ぞよ」


ん？つまりソレはカラクリでいいってことだよね？
つまりアレは本物のお茶とココアでいいってことだよね？

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