664話 我々の江戸を護るために ページ32
ーー土方side
土方「チッ」
向かってきた忍と鷹の目族。
まぁ狙いはあのバカ殿だろうがな。
近藤「トシっ!!」
近藤さんは前の奴の武器を刀で抑えながら、俺を呼ぶ。
土方「あ?」
俺も必死に前の忍を斬っていく。
近藤「市村くんと戦わねぇといけねぇのか?」
土方「そのようだぜ?」
俺の視界にはコチラの味方を次々と殺していく市村の姿。
それに加えて俺たちの味方が少なくなっているように感じた。
土方「いったいどういう事だ?」
俺がボソリと呟けば、忍を数人倒した御庭番が言う。
さ「周りを固めてた部隊がみんなやられてた。それにあの技は間違いない。私たちと同じ忍・・しかも伊賀衆の連中よ」
御庭番が言うには敵も忍であり、しかも同胞だと話す。
土方「同胞がなんで同胞をやってんだ。それに同胞なら将軍を護る側だろうが」
さ「伊賀衆は金で雇われれば同胞だって殺す。奴らは利益しか考えてない」
銀時「つまり将軍の首を狩るために、奴らは動いてるってことか?」
さ「いや、そうじゃない。忍の国そのものが敵に回ったと考えた方がいい」
敵が忍の国丸ごとだと?
それにプラスして鷹の目族。
んなモン勝てんのか?
近藤「トシ!!」
俺らの周りには忍と鷹の目族。
そしてその忍の中に一人現れた人物は
?「待たせたな。近藤」
近藤「ま、まさか・・」
土方「どうして・・・将軍様が・・」
将軍「江戸にいるのも各場所からの陽動も全て影武者だと言うことだ。そしてこの忍たちも・・」
忍に扮した将軍様だった。
将軍「近藤、江戸を・・私の・・私たちの江戸を護るために力を貸してくれ」
将軍様は俺たちに頭を下げた。
近藤「しょ、将軍様!!頭を上げてくださいよ!!」
将軍「頼む・・」
それでも頭を下げたままの将軍様。
焦る近藤さん。
土方「言われなくてもやるつもりでしたよ。将軍様、俺たちでよければやらせてください」
俺がそう言えば将軍様は頭を上げて
将軍「共に我らの江戸のために闘おう」
そう言った。
ーーーー
藤林「新政権樹立後我々は新たな御庭番として雇用する取引をした」
さ「そのために将軍を殺すっていうの!?」
藤林「殺さねば伊賀が根絶やしにされるのだぞ?このまま服部の小僧だけに手柄は渡さぬ」
百地「遅かったようじゃぞ藤林。今知らせがあった。服部の小僧が将軍の首をとったようじゃ。残念だったの。またも服部に手柄を奪われて」
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いっち(プロフ) - 沖田いずみさん» 長いからこそストーリー性があり、読みがいのあるこの作品が大好きです!これからも応援してます! (2016年11月14日 0時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - いっちさん» ありがとうございます*こんな超長いの読んで頂きありがたいです( ; ; )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» いえいえ( ´ ▽ ` ) 息抜きそろそろ描こうかなーって思ってたので全然OKです!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 恋花月さん» コメありがとうございます*お気に入りまでしていただきありがとうございます( ´ ▽ ` )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
いっち(プロフ) - 1周年おめでとうございます!最初からずっと読んでいて更新楽しみにしていました!これからも頑張ってください! (2016年11月13日 13時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年9月17日 21時