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661話 唯一の救世主 ページ29

?「まだ諦めるのは早いわよ?」


そんな女の声が聞こえて声の主の方を向く。


総悟「テメェ、何しに来たんでィ」


新海「鈴鹿・・」


そこには鈴鹿がいた。


総悟「今更コイツを殺しに来たのかィ?」


と兄貴を指差す。


新海「待て!!なんで俺!?」


鈴鹿「別に新海に用はないわ。私の目的は・・」


言葉をためた鈴鹿は、Aが横たわるベットの脇に立った。


鈴鹿「まったく、虫の息ね。苦しいでしょ?すぐに楽にしたあげる」


まさかコイツ、Aを殺しに来たのか?
そう思った俺は


総悟「テメェ!!Aから離れなせェ!!」


そう言って鈴鹿の腕を掴む。
再び俺の足元には血液が落ちる。


新海「沖田!!落ち着け!お前が死ぬ!」


兄貴は言うが、んな事気にしてる場合じゃねぇ。


総悟「落ち着いてられると思ってんのか!?Aが殺されそうなんでィ!!」


そう言った俺に鈴鹿は言う。


鈴鹿「誰がAを殺しに来たって言ったのよ」


総悟「どういうことでィ・・」


俺が戸惑っていたら


鈴鹿「たった一つだけ助ける方法があるわ」


総悟「そりゃあなんでィ・・」


鈴鹿「それは私じゃなきゃできない」


そうハッキリと告げた。
アイツを助けるために、コイツの協力がいるだと?
俺が頭の中で考えていたら


新海「・・・・そうか!!」


兄貴が何かに気づいたようだ。


新海「そうか・・。鈴鹿なら・・鈴鹿じゃなきゃ助けられないのか・・」


鈴鹿「やっと気づいたの?新海」


二人の中では理解したようだが、俺はさっぱりわからない。


総悟「おい、クソ兄貴。俺もわかるように説明してやがれ」


俺がそう言うと兄貴は言う。


新海「鷹の目を殺すには鷹の目を潰せと言った。ただ潰された鷹の目を救う方法もあるって言ったよな?」


そう言われて俺は思い出す。


総悟「そういうことかィ」


新海「あぁ」


俺も理解する。
そう、Aを救える奴はもうコイツしかいない。


鈴鹿「えぇ。Aのおばである私は、唯一のAの血縁者よ。Aの目が潰れても、私が救ってあげる事ができる」


鷹の目は血縁者なら助けることができる。
兄貴が死にかけだった時、Aが必死になっていた。
あぁ、コレで助かると思ったが


新海「でも・・それをやったら鈴鹿、お前・・どうすんだよ・・」


暗い表情で呟いた。
俺はまたも理解できずにいたが・・・

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いっち(プロフ) - 沖田いずみさん» 長いからこそストーリー性があり、読みがいのあるこの作品が大好きです!これからも応援してます! (2016年11月14日 0時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - いっちさん» ありがとうございます*こんな超長いの読んで頂きありがたいです( ; ; )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» いえいえ( ´ ▽ ` ) 息抜きそろそろ描こうかなーって思ってたので全然OKです!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 恋花月さん» コメありがとうございます*お気に入りまでしていただきありがとうございます( ´ ▽ ` )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
いっち(プロフ) - 1周年おめでとうございます!最初からずっと読んでいて更新楽しみにしていました!これからも頑張ってください! (2016年11月13日 13時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年9月17日 21時

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