【銀魂】一番隊副隊長は天人さんですpart14

640話 殺虫剤 ページ3

ーー総悟side


俺が船の中を彷徨っていたら、大きな爆発音の後に船が揺れ始めた。


総悟「来たか」


俺は歩き出す。
土方さんに言われたからじゃない。
きっと将軍を殺しにアイツが・・Aが来る。


総悟「やりたくねぇことクソ親父にやらされて、泣きながら銃構えてる姿が目に浮かびまさァ」


だからこそアイツを止めなきゃならねェ。
俺たちを庇うために、親父の言いなりになってるアイツを助けるために。


総悟「俺たちも舐められたもんでィ。テメェの親父に殺されるほどヤワじゃねぇってーのによ」


俺が甲板に向けて歩き出せばわんさかの虫けら共が集まってきた。


総悟「まずはあのバカの仕置きの前に、ゴキブリホイホイでも設置するか」


姫様も将軍様もクソ兄貴と一緒だから問題ねぇだろ。
別にアイツをかってるわけじゃない。
だがクソで変態なシスコン兄貴だが、やる時はやる奴だ。


総悟「だが残念だなテメェら。俺と殺り合うつもりかィ？」


目の前の奴らは刀を構える。


総悟「悪ぃが俺はゴキブリホイホイみてぇに捕まえておくだけの優しい奴じゃねぇぜ？」


俺も刀を抜く。


総悟「テメェら全員に殺虫剤撒いてやらァ」


その瞬間俺は斬りかかる。
ある程度殺した所で


？「キャァァア！！！」


女の悲鳴が聞こえた。


総悟「チッ」


聞き覚えのある声だ。


総悟「あのクソ兄貴！何してんでィ。まさか裏切ったわけじゃねぇだろうな」


俺は甲板に向ける足を早くして向かえば、目の前にはこちらに向かってくる姫様の姿。
その後ろにはもれなくゴキブリつきだ。


総悟「チッ、面倒だが仕方ねぇな」


俺はすぐに姫様の後ろにいた奴らの息の根を止めた。
そして目の前には光が見えて、甲板に着いたのがわかる。


総悟「姫様ー見てくだせェ。あれがホルモンあれがレバーあれが・・」


そよ姫「キャァァア！！止めてください！！」


俺が一個一個説明してやってるのに、姫様は顔を隠して見ない。


新海「沖田！！」


俺の目の前にはクソ兄貴とAがやりあったのか、クソ兄貴の下には血液が垂れている。


総悟「久しぶりだな、A」


俺がAに声をかけるが完全無視しやがった。
ま、別に無視するとは思ってたが。
その後クソ兄貴をバカにしてもめている間にも敵さんは待ってくれねーようで襲ってくる。


総悟「邪魔な虫ケラどもでィ。彼女と再会もさせてくれねぇとはねェ」


俺はひたすら斬る。

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