655話 殺したいほど・・ ページ18
「私の邪魔立てするなら・・アイツもろともお前を殺してやる!!」
総悟「威勢はいいようだな。そんなに血が好きか?」
「うるさい!!お前だってそうだろ!!」
俺はAを押さえながら、必死に探している兄貴に問う。
総悟「おい、クソ兄貴。コレがそのピアスの力なのか」
新海「うるせぇな!!俺だってわからねぇって言っただろうが!!力を押さえてたモンが一気に解放されたんだぞ!!」
と怒った調子で言ってくる奴。
総悟「なにお前逆ギレしてんでィ!!キレたいのはこっちでさ!!」
新海「お前がんな状況で小さいモン探せなんて言うからだろうが!!」
総悟「うるせぇな。さっさと黙って探しなせェ!!」
新海「ふざけんな!!お前が話しかけてきたんだろうが!!」
俺とクソ兄貴はもめる。
一気に力を解放されたAは
「・・・離せ」
先程まで威勢よく俺に噛み付いてきたのに、今度は小さな声で呟くように言う。
総悟「A?」
その姿が何となくおかしい気がして名前を呼ぶ。
まさか元に戻ったのかと思って・・だけど
パァン
一発の銃声。
俺の足元にはポタリポタリと垂れる赤。
総悟「お・・・お前・・」
その場に俺は倒れた。
新海「沖田!!!」
「邪魔するなと言った・・。アイツを殺してからお前の目もいただく」
総悟「・・・たく」
俺は離れようとするAの腕を掴む。
「離せ」
総悟「そんなに俺を殺したい・・か?」
「お前に邪魔されるとうるさいんだよ・・」
総悟「なるほどねェ。俺は随分と・・愛されてるな。俺を殺したいほど・・好きなんて・・照れるぜ。なぁA?」
ピクリと動いた手。
「なに・・・言ってんのよ・・。んな・・こと・・今言う・・普通・・」
総悟「お?否定は・・しねぇってか。可愛いAちゃんよー」
「頭・・おかしいんじゃないの・・クソ・・ドS野郎」
青白い顔で言い返すA。
新海「妹ちゃん無理しただろ!?」
「こうでもしないと・・勝てないと思った・・。でもおかげさまで・・克服できた・・みたい」
そうAは力なく笑った。
ーーー
皆さまこないだのアンケートありがとうございます。
とりあえず皆さまからこの作品は続けて欲しいと意見をいただきまして・・・さらば真選組以降は妄想の世界を続けようかと思います!!
ただグダグダな予感ですが今後ともお付き合いください!!
沖田 いずみ
135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いっち(プロフ) - 沖田いずみさん» 長いからこそストーリー性があり、読みがいのあるこの作品が大好きです!これからも応援してます! (2016年11月14日 0時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - いっちさん» ありがとうございます*こんな超長いの読んで頂きありがたいです( ; ; )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» いえいえ( ´ ▽ ` ) 息抜きそろそろ描こうかなーって思ってたので全然OKです!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 恋花月さん» コメありがとうございます*お気に入りまでしていただきありがとうございます( ´ ▽ ` )今後もよろしくお願いします!! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
いっち(プロフ) - 1周年おめでとうございます!最初からずっと読んでいて更新楽しみにしていました!これからも頑張ってください! (2016年11月13日 13時) (レス) id: 40d91c7f16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年9月17日 21時