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601話 現王の正体* ページ9

?「おかえり」


そんな声が聞こえて前を向けば


「・・・現王」


?「久しぶりだね」


「・・・・」


?「おかえり、A」


「他人みたいな言い方やめてよ・・・お父さん」


そう、今私の目の前にいるのは現王という名のお父さん。


鈴鹿「遅かったわね」


鈴鹿が現王ではない。
そしてお父さんは死んでなどいない。
この星が闇の世界になったのは、私のお父さんのせいなのだから。


父「Aのことだからココには来ないと思ったよ」


「お父さんは・・・お母さんを利用したんでしょ?どうして?アナタはいったい何者なの?」


父「何者?」


そう呟くと目の前までゆっくりとやって来たお父さん。
そして


「・・・っつ」


新海「妹ちゃん!!!」


私の頭を掴むと


父「久しぶりに会ったお父さんに向かって他人行儀な態度とは・・躾が必要だ。なぁA?」


私を投げた。
それにより壁にぶつかった。


「・・ゲホッ・・ゴホッ」


私を心配して寄ってくる新海さん。


鈴鹿「自分の娘にもアナタは容赦ないのね?」


父「当たり前だろ?だってAは春雨の団長だろ?厳しく躾けないと」


鈴鹿「本当に目的はそれだけ?」


父「それだけと言ったら嘘になる」


お父さんは再び私の元にやって来て、瓶と小さなナイフを取り出す。


「!!」


腕を少し斬られた。


新海「お前!!」


「新海さん!!ダメです!!」


自分の銃を取り出し始めた新海さんを止める。
いくら人間でも王なのは確か。
逆らえば殺される・・周りの鷹の目たちに。


父「物分かりが良くて助かるよ、A」


そう言いながら私の腕から流れる血を瓶の中に入れていく。
そしてある程度取ると


父「これで兵隊は強くなる。鈴音に感謝だねA」


鈴鹿「・・・」


お母さんの名前が出たが鈴鹿は黙ったまま。
そしてそのままお父さんは鷹の目を引き連れ消えた。
残ったのは私と、止血をする新海さんと立ったままの鈴鹿だけ。


新海「このままだとマズイ。妹ちゃんの血を飲めばアイツらは化け物になる」


「わかってます」


そんな会話をしていれば


鈴鹿「どうして来たの?この星に。あなたには関係ないじゃない」


「関係?あるに決まってる。私も鷹の目だ。あなたの考えてることはわからないけど、私は過去を知りたかっただけ。アナタが知ったほうがいいって言ったんでしょ?」

602話 過去*→←600話 鷹の目の星*



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沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます!!笑 そ、そんな面白くないよ!!こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い!! (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です(≧∇≦)ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか?笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます?笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年7月28日 19時

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