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598話 忠告* ページ6

Aちゃんとそんな話をして半日が経った夕方。
俺は自分の部屋でテレビを見ていた。


ドタドタドタドタ


コッチに向かってやってくる足音が聞こえてくる。
そしてその足音は俺の部屋の前で止まると


?「近藤さん!!!」


おもいっきり襖を開けて大声で俺を呼ぶ声が聞こえて振り返る。


近藤「お、総悟か。見回りご苦労さん」


総悟「あ、はい・・。ってんな事じゃねぇでさ!!アイツが辞職願い出したって本当ですかィ!?」


近藤「おぅ。預かってるぞ」


そう言って俺はAちゃんから渡された辞職願いを出した。
それを総悟が俺の手から奪い取る。


近藤「Aちゃん、総悟には言えなかったみてぇだぞ?」


総悟「・・・近藤さん」


読み終わった総悟が言う。


総悟「どうして止めなかったんですかィ!!理由は!?」


近藤「理由は詳しくは聞いてねぇよ」


総悟「だったら・・なんで・・」


近藤「俺たちがAちゃんを縛り付けとく理由はねぇからな。それにまだ俺は解雇とは言ってねぇ」


俺は総悟を見てそう言えば


近藤「総悟!!」


総悟「だったらこんなモンいらねぇですよね?さっさと破り捨てりゃあよかったんでィ」


総悟は辞職願いを破る。


総悟「どうして捨てなかったんでィ。アンタはわかってやしたよね?アイツが戻って来る気なんかない事を」


近藤「・・・はは、やっぱり総悟には敵わねぇな」


総悟「非番なんて言って、アイツが戻って来るとでも?」


近藤「夏休みって事で非番を与えた。まだ俺たちはどんなになっても、Aちゃんが戻って来ることを信じてるって意味でそう言った」


俺は頭を掻いて笑えば、目の前の総悟は俺に背中を向けた。


近藤「どこに行く」


総悟「連れ戻して来まさァ」


近藤「行くアテは知ってるのか?」


総悟「最近のアイツがおかしかったのは間違いないんでね。ちょいと調べやす。手がかりがありゃあアイツが行った場所もわかるだろィ?」


そう言って出て行った総悟。


『では、お休みを有効活用させてもらいますね?』


近藤『おう』


『・・・江戸から出ることをお勧めします』


近藤『そりゃあ・・どういう意味で・・』


『私の忠告です』


近藤『わかるように説明してくれ』


そう言った頃にはAちゃんの姿はなかった。
Aちゃん、君はいったい何をするつもりなんだい?

599話 海賊王への道*→←597話 近藤さん*



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沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます!!笑 そ、そんな面白くないよ!!こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い!! (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です(≧∇≦)ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか?笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます?笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年7月28日 19時

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