638話 全てを終わらせるために ページ48
始まった俺と妹ちゃんの戦いは互角。
と言ってもお互い本気を出していないが・・
神威「うん、ホントに面白いネ。人間同士の戦いを見るよりも、鷹の目同士の戦いを見るほうが断然面白いと思わないかい?」
阿伏兎「たく、アンタも趣味悪ぃなー」
神威「そうかな?だって見てるだけでなんかワクワクしない?」
阿伏兎「ワクワクしなくていいから。頼むから変な気起こすんじゃねぇぞ。後処理回されんの嫌だからな」
神威「そう言わないでよ阿伏兎」
神威団長は本気で俺と戦うつもりはなく、妹ちゃんと俺の戦いを見ている。
新海「妹ちゃん、話し合おう」
「話し合うつもりはありません」
新海「そっか。なら仕方ない」
こうなりゃ力付くでいくしかないかと思い、本気を出そうとしたが、目の前にいた妹ちゃんが俺の攻撃を避けようとして、俺の耳元にある言葉を呟いた。
新海「!!!」
その言葉を聞いて俺は驚く。
「・・・だからお願いします」
あまりにも真剣に小さな声で呟くから、俺も自然と小さな声で呟く。
新海「・・わかった」
俺と妹ちゃんの会話は多分聞かれていないだろう。
そして妹ちゃんの言うのが本当なら
?「全く神威くん、Aにばっかやらせないで頂きたい。Aは君の道具じゃない。私の道具だ」
アイツがいる。
神威「アレ?いたんだー。てっきりAちゃんだけだと思ったよ」
父「Aだけでは心配なんだよ。だってまさか鷹の兵を他の場所に回して、自分一人は本物の将軍の所に行くなんて・・いいとこ取りかい?A」
やっぱりいた。
俺と妹ちゃんが攻防をしている間にも、俺の後ろでは姫様が追いかけられていた。
マズイ・・姫様まで殺されたら後々面倒になる。
俺が姫様を助けに行こうと動きだせば
「違いますよ。私がココにいる理由、知りたいですか王。いえ・・お父さん」
一発の銃声が響き傾く俺の体。
撃たれた、妹ちゃんに。
「全てを終わらせるためです」
神威「って事はAちゃんは俺と勝負するつもりはないって事?」
父「勝負?」
神威「うん。俺と晋助、それからAちゃんで誰が先に本物の将軍の首を取るか勝負してたんだよ」
父「ふ、君らが出る幕もない。もう直ぐ本丸も終わる」
その瞬間姫が逃げ込んだ部屋から斬り落とされた手が一本出てきた。
新海「嘘・・だろ・・」
俺は血を吐き出しながら呟いた。
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沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます!!笑 そ、そんな面白くないよ!!こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い!! (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です(≧∇≦)ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか?笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます?笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年7月28日 19時