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633話 手足 ページ41

ーーno side


喜々「可笑しな連中が僕を嗅ぎ回っているようだ。心外だ。僕はただ玉座に朽ちたまま座る骸を片付けようとしただけじゃないか」


市村「まったく、これじゃ外にも出られそうにないですね。将軍様」


喜々「まったくだよ。ところで・・彼女が例の女狐の変わりかな?」


そう男は言うとチラリと城の外を見る少女を見る。


「・・・」


少女は言葉を返すことなくただ外を見ている。


喜々「ふ、まぁいいさ。君は君の仕事をしてくれればいい。だがまさか、鷹は高みの見物はしないだろうね?」


市村「団長はやる時はやりますよ。彼女は全てを捨てたんです。あなたを将軍にするために。家族も仲間も」


彼がそう言うと、先ほどまで外を見ていた少女が彼らの方を振り向いた。


「で?私は鷹の目を引き連れて何をすればいいんですか?」


喜々「僕の手足として動いてくれればいいさ。その前に・・君が僕の手足である証拠か欲しいね」


そう男が言う。


喜久「君が本気で何もかも捨てたと言う証拠が欲しいんだよ。僕は」


「何をすれば信じてもらえるんですか?」


喜々「例えば君の綺麗な右目とかかな?」


「死ねと言うことですか?」


喜々「まさか手足にそんなことは言わないよ。しかしどう証明してもらおうかな」


そう彼が悩んでいると、目の前の彼女はニコリと微笑んで言う。


「もし私が裏切った時は、あなたの手でその右目を取ってください」


喜々「つまり君は今回僕のために命をかけるということかな?」


「そう聞こえませんでしたか?」


彼女のその反応に男はニヤリと笑うと


喜々「いいだろう。君も僕の手足として存分にその力を発揮するといい」


市村「・・・団長」


「何?」


市村「いえ・・なんでもありません」


喜々「そろそろ君以外の手足が到着する所だよ」


その瞬間足音が近づいて来たと思ったら、彼はいきなりパンチを受け飛んでいった。
それを見て少女は動じずため息をつく。


「はぁー。神威団長、いったい何をしてるんですか?」


神威「君こそ何してるの?こんな所で」


「あなたと同じ理由ですよ。わかってるくせに」


そんな二人の間に入るようにやって来た男が一人。
その男は紫煙を燻らせながら言う。


高杉「何やってんだテメェは」


神威「晋助まで酷いな。だって将軍殺れば良いって言ったのは晋助でしょ?」


神威は悪びれる様子もなく言う。

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沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます!!笑 そ、そんな面白くないよ!!こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い!! (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です(≧∇≦)ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか?笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます?笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年7月28日 19時

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