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612話 理由* ページ20

「邪魔しないでって言いましたよね?」


そう言って銃口を俺たちの方に向けるA。


総悟「テメェ、いきなり飛び出したと思ったらいったい何してんでィ」


「総悟には関係ない」


総悟「またそうやって一人で背負い込んで突っ走って・・何考えてんだ」


「総悟には関係ないって言ってる」


全く俺の言葉に聞く耳は持たずのAは、俺たちへ向ける銃口も動かすことなく安全バーを下げる。
コイツ、本気で俺たちを殺す気満々じゃねぇか。


新海「妹ちゃん!沖田たちは妹ちゃんのために来たんだよ!!妹ちゃん、帰ろう。こんな所にいるのは俺だけで十分だ!だか・・


パァン


一発の銃声が響いた。
そして俺の隣にいた奴は倒れた。


新海「・・・・ハァハァ」


近藤「新海くん!!!」


近藤さんが奴に駆け寄る。
倒れた奴の下には見慣れた赤で、奴の血だという事がわかった。


?「まったく・・」


聞き覚えのある声に前をもう一度向けば


?「やはり団長、あなたはいくら義理の兄だとしても撃てないと思いましたよ。本当に甘い人だ」


新海「・・・いち・・・む・・ら」


倒れていた奴は口から血を吐き出すと起き上がった。


総悟「お前大丈夫なのかィ?」


新海「生憎お前が・・望んでた・・・ようには・・ならねぇ・・よ」


そう言う奴は胸を押さえて顔色が少し悪い。
まぁ見た感じコイツの赤い瞳は無事らしい。


市村「やはり鷹の目は一筋縄にいきませんか。で?団長、俺がトドメをさしてもよろしいんでしょうか」


そう言って先ほど奴を撃った白い銃の狙いは変わらぬまま。


「いいよ。面倒だから他の奴らも追い出して」


総悟「待ちなせェA!!」


俺たちに背中を向けたAに俺は叫ぶ。


総悟「理由だけ教えなせェ」


「教えたら総悟はこの星から出て行ってくれるの?」


総悟「あぁ・・だから教えろ」


俺がアイツの背中に向かって言えば、背中を向けたままAが言った。


「・・・いから」


総悟「聞こえねぇ」


俺の言葉に振り返ったAは


「故郷を家族を守るために決まってるでしょ!!だから邪魔しないで!!!」


それだけ言うと走り去った。
俺は一瞬だけ見えたAの顔を見て驚く。


総悟「・・・」


立ち止まっていたらたくさんの銃弾が飛んできた。
理由は市村とその後ろにいる鷹の目の軍勢。


市村「団長の命令ならココで死んでもらいます」


そう言うと普段見せない笑顔を見せた市村。

613話 団長の命令*→←611話 邪魔するな*



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沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます!!笑 そ、そんな面白くないよ!!こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い!! (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です(≧∇≦)ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか?笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます?笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年7月28日 19時

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