594話 前触れ＊ ページ2
《金光星篇》
ーーNOside
某日 見廻組屯所
コンコン
？「失礼します」
佐々木「おや？珍しいですね。何かありましたか？市村さん」
私服姿の青年は、大きな机を前に座っている男の元に向かった。
佐々木「市村さん？」
市村「話があります」
佐々木「何です？隊服でもないのに改まって」
そんな佐々木の前に一つの紙が置かれた。
佐々木「なんの真似です、市村さん」
その紙には�犲�職届�瓩判颪い討△辰拭�
市村「そのまんまの意味です。今日限りで見廻組を辞めさせていただきます」
佐々木「理由を聞いてもいいですか？」
市村「特に何もないです。ただ単に辞めたいと思ったから辞めるだけです。それ以外に何も理由はありません」
そう言って市村は佐々木に背中を向ける。
市村「じゃあ、お世話になりました」
去ろうとする市村に向けて佐々木が声をかける。
佐々木「市村さん」
その声にドアの前で立ち止まった市村。
佐々木「貴方、彼女の元に行くつもりですか？」
市村「だったら？」
背中を向けたまま言う市村。
佐々木「彼女の元に行く理由は」
市村「佐々木、アンタには関係ない」
いつもの丁寧な口調ではない市村。
それは動揺したりキレたりした時の口調だ。
佐々木「まぁいいでしょう。市村さん、あまり大事にはしないでくださいよ。まだ貴方は見廻組なのをお忘れなく」
市村「言ってるだろ。今日限りで辞めるって」
佐々木「何を言ってるんですか？コレは松平公に見せない限り通りませんよ」
市村「アンタがソレを松平公に見せて俺の辞職が決まった頃に戻って来る」
それだけ言うと市村は見廻組を去った。
佐々木「市村さん、貴方の考えてることは本当にわかりませんね」
ーーーその三日後 真選組屯所
夜三時。
普段であれば夜の見回りをしている隊士以外は眠っている時間。
だが一つの部屋はまだ灯りがともっていた。
「・・・・よしっ。完成」
一人の少女が机に向かっていた。
そして何かを書き終えると筆を置く。
「さぁて、そろそろ寝ないと・・」
そう言って少女は布団を敷く。
少女は暗闇が苦手なため小さな灯りを付けた。
「・・・・眠れないなぁ」
天井を見つめてボソリと呟く。
「羊が一匹羊が・・二匹・・羊が三・・」
眠れないと言いつつ寝息が響く部屋。
どうやら少女は眠ったようだ。
机の上には丁寧な字で�犲�職願い�瓩判颪�れた紙が置いてあった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» じゃあ牢屋に行ってきます！！笑 そ、そんな面白くないよ！！こんなシリアス話書いてるけど中身はチャランポランだから笑 (2016年9月17日 21時) (
レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りしゅまろさん» 喜んでもらえてよかったです(^○^)うーん周りからはMだよねってよく言われます笑 (2016年9月17日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - 沖田いずみさん» そうですね笑笑 集英社だったら即手錠ですね...笑 やっぱり、いずみさん面白い！！ (2016年9月16日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
りしゅまろ(プロフ) - 糖分ごちそう様です（≧∇≦）ところでいずみさん。殴って欲しいだなんて…ドMだったんですか？笑 (2016年9月16日 0時) (レス) id: 1ea29ef546 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 厨二病兎さん» 持って行きます？笑 銀魂原作沿いだから集英社はダメだな笑 (2016年9月15日 18時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沖田いずみ | 作成日時：2016年7月28日 19時
