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カナヲ 目線
最終選別が始まって、5日
私は、草むらを歩いていた
この辺りは、鬼がいない
さっきから鬼と会っていない
私が草むらから出てくると
枝の上から女の子が、ぶら下がりながら私の目の前に出た
貴『こんにちは』
私は鬼かと思い、一瞬警戒したが
人間だとわかり、私は警戒を解いた
きっとこの辺りに、鬼がいないのは
この子の仕業なのだろう
貴『こんな出方で悪い
私は龍神A。貴女は？』
どうする
話すか、話さないか…
どうでもいい…
私は、いつも通り銅貨を取り出し
銅貨を宙へ投げた
表が話す、裏が話さないと決めて…
銅貨が落ちてくると同時に
左手の甲で銅貨を受け止め、右手で隠す
彼女が不思議そうに見る
右手を開くと、銅貨には……
…………表
カ「私は栗花落カナヲ、こんにちは」
彼女が喋ったのを、嬉しそうに私を見る
どうして喋っただけなのに、そんなに嬉しそうなのだろう
貴『今投げたの銅貨だよね、表と裏ってかかれてあったけど何で投げたんだ？』
カ「指示されてないことはこれを投げて決める
今、貴女と話すか話さないか決めた
話すが表、話さないが裏だった
表が出たから話した」
彼女は枝を一度手で掴んで、再び私の目の前に降りた
貴『そうなんだ、どうして自分で決めないんだ？』
カ「どうでもいいの、全部どうでもいいから自分で決められないの」
どうでもいい…
だから、全部自分で決められない
だから、いつも銅貨を投げて決める
なのに…
貴『この世にどうでもいいことなんて何一つないよ
カナヲはカナヲが思うがままに生きた方がいいよ
人生は一度きりなんだから
指示に従うのも大切だけど、自分の意志に従うのが一番良いことだと思うよ』
私のことは、貴女に何も関係なのに
どうして、そんなに私に優しくするのだろう
貴『あ、何も関係ないのにこんなこと言って悪い
私、女友達がいないから何て言えばいいか
わからないんだ』
彼女は、少し照れたように頬を掻きながら言う
貴『だからさ、最終試験が終わったら
私と友達になってくれない？」
カ「私も貴女と友達になりたい…」
何故か、私は銅貨を投げずに決めた
なりたかった、彼女と友達に…
貴『本当！！？
嬉しいな、だったら絶対生き残らないとな！』
彼女が微笑むと、何故か私も嬉しくなる
彼女にまた会いたい…
最終選別、絶対に生き残る…
私は改めて心にそう決めた
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楓(プロフ) - ご飯様ｯ！！さん» 今神メッセージを貰って、嬉しさで軽く逝って来ました(((殴、更新頑張ります！ (2022年5月30日 17時) (
レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
ご飯様ｯ！！ - 神です、最高です、もう死んでも良いですぅ！！(・ω・｀) (2022年5月30日 12時) (レス) @page11 id: bdf51dfce1 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 千尋さん» 神？？いえいえ、そんなコメントを下さる貴方様が神、神神様ですｯ！(((更新遅くてすみません！更新頑張ります！！ (2021年12月6日 18時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - え、最高ですw神です！もう最高です！←二回目))頑張ってください！ (2021年12月6日 15時) (レス) id: 25c03afb5d (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - あまねさん» 更新不定期な駄作者にそんなお優しい言葉(涙)、あなたは神ですか？神ですね！！((( (2021年9月9日 21時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 x他1人 | 作成日時：2019年9月16日 21時
