愛と歌声を失った少女【暗殺教室】 (ページ6)

今日:8 hit、昨日:25 hit、合計:590,133 hit

・ページ6

＿＿＿

磯貝「俺なんかイラスト付きでほめられた」

中村「てかあいつ何気に教えるの上手くない？」

音速飛行の中、テスト採点している事実を知り
イラスト付きで返った生徒もいた

不思議な教室のなか、分かりやすい教え方のため
少し話題が明るくなる

そんななか、明るいトーンで話したのは倉橋

倉橋「わかるー

私放課後に数学教わって次のテスト良かったもん」

だが、そんな空気も三村の一言で一気に変わった

三村「…までもさしょせん俺らE組だしな」

？「頑張っても仕方ないけど」

三村の言葉に続いて坊主がトレードマークの岡島も言葉を漏らす

タコ型の超生物で暗殺の標的(ターゲット)なのにあの先生は普通に先生をしている

それは彼らも同じ
即席の殺し屋であることを除けば普通の生徒

だが、彼らE組は…
少しだけ普通と違う

前原「はあ…まあいいや

よし、月島と飯でも…って、いねぇ！！」

磯貝「全然気付かなかった…」

前原は気持ちを切り替えるために眼鏡をかけている女の子奥田の後ろにいるであろうAに視線を向けるがその本人はいなかった

茅野「前原君、また失敗したね」

杉野「前原が椚ヶ丘のなかで唯一落とせてない女子だもんな…」

実はE組の軽い名物となっているものがある
前原がAをナンパして成功するかといったものだ

女たらしと呼ばれている前原は、顔も整っていることもあり女子は何人かは落ちていた

E組の女子は前原のことは知っているため、
クラスメイトとして見ている

ところが、唯一落とせない女子がAだ

クールでミステリアス、謎が全て包まれているそれが彼女だ

あの手この手で落とそうとしている前原は、
実行する前に彼女がその場にいないため、ことごとく失敗していた

これがE組の名物であり、日課となっていた

片岡「ホントに月島(あのこ)って謎に包まれてるわね」

杉野「昼休みになったら、いつの間にかいないし

何者なんだろう？」

同じクラスになってもこれといって情報が少ないため、暗殺計画を立てたくても彼女とどう接すればいいのか分からずとなっていた

磯貝「前原も懲りないな」

前原「くそ、次こそ絶対に…！！」

中村「前原が月島にナンパ成功するのはいつになるやら」

磯貝は苦笑い、中村はニヤニヤしながらも前原を見ていた

そんな会話をしているなか、渚は寺坂に呼ばれてついていった