愛と歌声を失った少女【暗殺教室】 (ページ39)

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【体育の時間】

この日の体育は銃の訓練をしていた
的に向かって正しい構え方で標的(ターゲット)に撃つ訓練なのだ

三村「…おいおいマジか

2人で倉庫にしけこんでくぜ」

訓練中に殺せんせーとイリーナが倉庫に行くところを先に気付いたのは三村だ
三村の言葉に全員が同じ場所に目線を向ける

菅谷「…なーんかガッカリだな殺せんせー

あんな見え見えの女に引っかかって」

片岡「…烏間先生

私達……
あの女(ひと)の事
好きになれません」

殺せんせーにガッカリする菅谷
イリーナに散々見下され、好感度が下がっているため片岡は代表して烏間に告げる

烏間「…すまない

プロの彼女に一任しろと
国の指示でな

だが
わずか１日で全ての準備を整える手際

殺し屋として一流なのは確かなのだろう」

A「(…たった１日で…

確かにプロね…)」

((ドドドドドドドドド))

烏間の言葉に全員は不服だが了承するしかなかった

すると突然、大量の銃声が聞こえた

耳が良いAには大量に聞こえる銃声がかなりキツいのか耳を塞ぐ

前原「月島？大丈夫か？」

渚「月島さん？」

A「……平気…」

Aの近くにいた渚と前原は様子がおかしいことに気付き、声をかける

耳を塞ぎ、顔を歪めており顔色は良くない

声をかけられ、少し沈黙したあと問題ないことを告げる

イリ「いやあああああああああ！！！！」

((ヌルヌルヌルヌル))

銃声が止んだ後、イリーナの鋭い悲鳴と触手のヌルヌル音が聞こえた

だが先程の銃声より鋭い悲鳴が一番うるさく感じたAは耳に指を突っ込む

A「(銃声よりうるさい…)」

イリ「いやああああ」

((ヌルヌルヌルヌル))

イリ「いや…あ…」

((ヌルヌルヌルヌル))

悲鳴が少しずつ艶のある色っぽい声になり、
ヌルヌル音も激しく聞こえる

倉庫でいったい何が起こっているのか…
当然、生徒達は気になっている

岡島「めっちゃ執拗にヌルヌルされてるぞ」

前原「行ってみようぜ！！」

前原は近くいたAの手を取ると渚や岡島とともに倉庫に向かった

A「ちょ…前原…！！」

突然、手を取られ倉庫へ強制的に連れて行かれる

倉庫から殺せんせーが出て来た
よく服を見ると継ぎはぎだらけだ

渚「殺せんせー！！」

岡島「おっぱいは！？」

殺せん「いやぁ… もう少し楽しみたかったですが

皆さんとの授業の方が楽しみですから」

渚「中で何があったんですか？」