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そーっと彼の頭に手乗せ、よしよししてあげる。
一瞬驚いた彼だけど、私がする行動を止めることはない。
｢シロ…。｣
撫でていた手を止め頭の後ろに手を伸ばし、そっと抱き寄せた。
大好きだったシロ。
今はもういないけど…。
｢おねーさんが飼ってたシロはもうおらんの？｣
｢うん、私がこっちに一人暮らしする時に死んじゃった。｣
私が家を出て一人暮らしをする時、いつもはちゃんと聞き分けるいい子がいつまでも私のそばを離れなかった。
今思えば、シロはこれが最期だって勘づいてたんだろな。
｢じゃ、俺がシロのかわりになるわ。｣
｢君がシロのかわりに？｣
｢うん、だから、俺の事シロって呼んで！｣
ソファから起き上がって、私の腕を引っ張って起き上がらせてくれた。
｢シロ…？｣
｢ワン！｣
｢ふふっ、じゃ首輪買って繋いでおかないとねー。｣
｢いや、あのそれだけはやめてー。｣
ホントにされると思ったのか、ブルブル横に顔を降ってる嫌がる。
｢あ、なぁ、おねーさんの名前は？｣
｢Aだけど…｣
｢Aちゃん、これからよろしくね！｣
ニコニコ笑顔のシロ(人間)とアラサー女の奇妙な生活の始まり。
|´-`)ﾁﾗｯ
順位つきました
ありがとうございます(^^)
こちらは思いついた時にバーっと書いてますので、かなり不定期連載になります
ご了承ください
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作成日時：2019年7月28日 19時
