過去の片想い 日和side ページ9
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日和side
今日はSwitchのレッスンがあった。
Aちゃんは関わったアイドルとすぐに仲良くなる。
3年生とは名前を呼び捨てにするぐらい距離が近くて、今まで関わりが薄かった後輩からも既に信頼されている。
特に、つむぎくんとはよく喋る。
夢ノ咲にいた頃から、2人が一緒にいるところを見る機会は多かったけどね？
去年は延々と雑用をこなしていたAちゃんと、英智くんの補佐で忙しくしていたつむぎくん。
2人とも多忙の身でありながら、仕事で関わることが多かったんだろうけど。
ぼくは2年生の時は遊んでばかりだったから、細かいことはわからないけどね。
「Aちゃん、俺がやりますよ」
「ほんと？ありがとう」
音源の片付けをしてるAちゃんを率先して手伝いに行って、楽しそうにお話してる。
「せんぱい、Aがいるから今日はいつもよりおしゃべりな〜？」
宙くんの言う通り、つむぎくんも、……どことなくAちゃんも、いつもより雰囲気が自然な感じがするね。
「ぼーっとしてていいノ？巴センパイ」
「Aちゃんに邪魔者扱いされたら元も子もないね！」
夏目くんに言われたから話に割り込みに行くなんて、格好悪いからね。
「ねぇ、つむぎくん」
「はい？」
帰り際、Aちゃんが電話で席を外した時に、思い切って聞いてみることにした。
「つむぎくんは、Aちゃんのことが好きなの？」
「えっ……？」
「あぁ、ぼくに遠慮しなくていいからね。確かめたくて聞いてるだけだから」
えっと……、なんて濁すような反応を見る限り、聞かなくても答えはわかりきっていた。
つむぎくんは眉を下げて笑って、申し訳なさそうにしている。
「……すみません、もう終わった気持ちだと思ってたんですけど。やっぱり、会うと気になっちゃいますね」
「そんなに前からだったの？」
「去年からです」
ぼくも凪砂くんもAちゃんも夢ノ咲にいた頃。
そして、fineの活動もろくにしないで遊んでいた頃。
つむぎくんは真面目に仕事をこなしていたし、いち早くAちゃんの魅力に気付いてたんだ。
Aちゃんは、どう思ってるの？
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傘(プロフ) - 炭酸水だぜベイベさん» ありがとうございます…！！本当に励みになります！温かいコメントをいただいてこちらも感動しています…。ぜひ今後もお楽しみに🤗 (2022年5月15日 23時) (
レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸水だぜベイベ - 続編おめでとうございます！主様の表現力によって毎度 感動させてもらっています、大好きです!!! (2022年5月15日 17時) (レス) @page3 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トド | 作成日時：2022年5月15日 14時
