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日和が私の頬に手を添えて、無理やり目を合わせられる。
と同時に、日和がゆっくりと顔を近付けてきた。
もう何回目かだから、これはキスの流れだってそろそろ私も学んだ。
あと少しのところで目を閉じる。
…………が、しばらくしても感触を感じなかったので目を開けたら、日和がにやっと笑っていた。
「期待した？」
「バカ」
「痛っ！？でもAちゃんの可愛い顔が堪能できたから満足だね！」
恥ずかしさに任せて日和の肩をぽすっと叩いた。
本気で嫌がってるわけじゃないけど、いつも1枚上手で余裕そうな日和がむかつく。
「というか、この体勢でぼくからするのは難しいね」
「それ先に言ってよ」
「だから、今日はAちゃんからちょうだい？」
人差し指を自分の唇に当ててウインクする日和に、心臓を射抜かれたような気がした。
覚悟を決めると、日和はすぐに目を閉じてくれた。
これがキス顔ってやつ？
綺麗すぎて近付くのもおこがましいんだけど……。
(もうどうにでもなれ)
一瞬唇が触れた後にすぐ離れようとしたら、後頭部に手を添えられて阻まれた。
びっくりして思わず目を開けると、いつの間にか私を見ていた日和が目を細めて微笑んだ。
ちょっと、色気が。
この至近距離で、見てはいけないものを見てしまったような気がする。
ようやく解放されたころ、私は息切れ寸前だった。
「Aちゃん、もうバテてるの？」
「日和の肺活量おばけ……」
そうだよね、いつも歌いながら踊ってるんだもんね。
私も肺活量鍛えないと、到底日和には太刀打ちできそうにない。
あの余裕を崩すためにも、腹筋とか頑張ろうかな……
なんて、ちょっと思ったりした。
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傘(プロフ) - 炭酸水だぜベイベさん» ありがとうございます…！！本当に励みになります！温かいコメントをいただいてこちらも感動しています…。ぜひ今後もお楽しみに🤗 (2022年5月15日 23時) (
レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸水だぜベイベ - 続編おめでとうございます！主様の表現力によって毎度 感動させてもらっています、大好きです!!! (2022年5月15日 17時) (レス) @page3 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トド | 作成日時：2022年5月15日 14時
