彼は学校一の人気者 (ページ41)

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末「俺の好きな人、Aやから。答え今すぐ欲しいとは言わへん。文化祭の日、もっかい告白するから空き時間一緒に回らへん？」

ドキドキと高まり続ける心臓。先輩が私と？

『あの、でも先輩人気だから、他にも先輩と回りたい人いるんじゃ、』

末「おれがAと回りたいねん。あかん？」

先輩の真剣な目を見てると嘘をついてるようには見えない。

『あかんくないです....。』

末「ふは、またあかんくないですってゆーたな。」

『前も言いましたっけ？』

末「俺があかん？って聞いたときいつもゆーで。ほんま、可愛ええ。」

また可愛いと言われ顔が赤くなるのがわかる。

末「そうやってすぐ顔があかなんのもかわええ。」

『か、からかわないでください、そんな、ドキドキさせないでください.....』

末「ドキドキしといてや。文化祭まで、俺のこと考えていっぱいになっといて。じゃ、俺練習行くから準備頑張れよ。」

そう言って私の頭にポンっと手を乗せてから去っていく先輩。

もう好きなの抑えられないよ、、、

赤くなるばかりの頬を冷ましながら私はいつものグループに連絡した。

[みんなに相談があるので、明日のお昼、4人だけで食べたいです。]

そう言うと3人からOKとスタンプが返ってくる。
文化祭の日、死なないかな、私はまだドキドキしている胸を抑えながら教室に戻った。