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｢廃部寸前やったのにな、この部活｣
｢あぁ、そりゃまあだって好きな物のためなら私頑張っちゃいますもん！｣
｢お前が入部するまでめちゃくちゃ楽な部活やったのに……ﾊｧ｣
｢残念でしたー！｣
私が1年で入部した時先輩は3人しかおらず、しかもユーレイ部員とかいうやつで。
その上先生はこれだしチラシとかつくって頑張ったというわけですよ！
そしたら思っていたより星に興味ある人がいたようで、今ではみんな部活に来てくれている
なかなか活気溢れる部活になったと思う
｢でもショッピ先生、なんだかんだで毎回観測日来てくれますよね｣
｢…まぁ、俺も顧問やしな｣
ココアを飲み終わった先生が白い息を吐きながらつぶやく。
嫌だ嫌だといいながらも毎回最後まで付き合ってくれるから本当はちゃんと生徒思いのいい先生なんだと思っていたりもする
｢Aが頑張ってるし、付いといたらなあかんなぁとは思ってるで｣
｢……んぁ？え？ｱｻﾞｽ､そっすか、、、｣
いや先生がそんなこと思ってくれてるとは知らなかったんですけど！！
ちょっと嬉しいような恥ずかしいような気持ちでいっぱいになってしまいつい変な返事をしてしまった。
ちょっと沈黙が続いた後にショッピ先生からなんやねんその反応、ってデコピンを食らった。
大人の力強い！！！そしてこの先生は相手が女子生徒でも容赦せず痛めのデコピンをする！
しかもこの寒さで痛さが倍増！最低！ヒリヒリと痛むおでこを抑えつつ先生を少し睨む。
体罰だ！
｢っはは、でこ赤｣
｢誰のせいですか！！！！｣
｢ごめんて、俺の手冷たいし冷やしたるわ｣
ぺち、と当てられた先生の手は私の手よりもずっと冷たかった
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