勘違いすんな�� ページ1
校舎の裏にある有名な告白スポット。そこには人影が1つ、2つ。
「……A先輩のことがずっと好きでした…！私とお付き合いしてください……！」
『ごめんね、君とは付き合えません』
「……そう、ですか……」
『うん、君にはもっといい人がいると思う。でもね好きになってくれてありがとう』
そう言って頬を撫でれば泣き出しそうだった"彼女"はうっとりとした表情で耳まで紅くし逃げ出すように走っていった。
それを見届けふぅっと息を吐き出す。
髪が乱れると知らながら乱雑に掻き近くのベンチにどかりと座る。
どうせ誰もいやしないと思い、スカートでありながらも面倒なので足を開いたままにしておいた。
『……はぁ、今月何回目だよ……』
誰も答えてはくれないと知りながらも上を向き問いかける。ちなみに正解は15回目だ。
もうすっかり通い慣れた告白スポット。
このままでは全校の"女子"をコンプリートしてしまうのではないかという勢いであった。
私、湊川Aは至って普通のSJKだ。
ただ普通と少しはずれたところがあると言えば"女性にモテる"というところだろう。
何故だかわからないが私は死ぬほど女性にモテる。告白された回数は軽く100は超える。
羨ましいだろう、男子諸君よ。
でも私にとったら全く嬉しくない。何故なら私に好意を寄せる女性は皆、どこかおかしな性癖を持っている。
はなから持っていたのか、はたまた私を好きになったから持ってしまったのか──。出来れば後者でないことを願いたい。
匂いフェチのような軽いものから私の血が欲しい、体液を飲みたいなど様々な性癖を持った女性たちに誘拐されかけたり、好きが一周回って殺意を抱かれたりと色々体験した幼少期を経たので今ではメンヘラ、ストーカーなんて可愛いもんだ。
そんなことを思いながら乾いた笑みが出る。
ちなみに男にモテたことは未だかつて無い。あ、やばい涙でそう。
ひとりで勝手に感傷的になっていれば何処からか私を探す声が聞こえた。
今日は1年生が調理実習だったはずだ、恐らくかわい子ちゃんたちがお菓子を渡そうと探しているのだろう。
何時もならずっと探させるのも申し訳ないのでそこに出向くのだが今日ばかりは許して欲しい。
──なんたって今日は私が人生初の告白をする大事な日なのだから
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人外人間白乃雫(プロフ) - 終わり…ですか…(っ´·-·)っ (3月13日 7時) (
レス) @page9 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル飴 - こういうの大好きです｡更新頑張ってください‼︎ (2022年4月20日 21時) (レス) @page9 id: 5e9880aea0 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2020年3月16日 23時) (レス) id: 2c667cca04 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんなん(プロフ) - FJKって確か高校1年だった気がします… (2019年12月18日 22時) (レス) id: 9630605d35 (このIDを非表示/違反報告)
シュナ - 主人公の撫で声が、不器用そう…ｗ（これが語彙力０）こういうのめっちゃ好きなんでこれからもがんばってください！次も真顔で楽しみにしてます！（めっちゃスマイル） (2019年12月15日 16時) (レス) id: e68f489c1a (このIDを非表示/違反報告)
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