episode:9 ページ9
その後も私が書いたシナリオ道理にデート(？)は進んでいく。
くだらない会話も挟みながらしかし私が書いた台詞を着実に使っていく彼。
例え私ではなく他の女の子がこの立場てあったとしてもときめかないわけが無いと確信できるぐらいには彼は女心を理解していた。
「本当に可愛いっすね」
「先輩が楽しいなら何よりです」
「これ、先輩に似合うと思いますよ」
「また転けそうになるとかまじでそそっかしいすね」
「やっぱり先輩な俺がいなきゃ駄目ですね」
などなど自分で書いたセリフだが本物の彼がいうと小説よりも何倍も威力があってもう死んでもいいと思えるぐらいの状態だ。
どう足掻いても簡単に入ってしまう夢女スイッチに抗うことも出来ずにときめいてしまう。
『すみません、少し御手洗に』
「わかりました、ここで待ってます」
自分を冷静にするために彼に断りを入れトイレへと向かう。
鏡に映る自分をじっと見つめ頬を叩く。
すぐにときめいてしまっているが彼からしたら私のことをからかっているだけだ。そのことをよく自分に言い聞かせる。
今こうやって彼の行動にときめいてしまうのもきっと夢女として推しに夢見るのと一緒で多分恋ではないのだ。
今まではそれを恋心と勘違いしていただけできっと夢は覚める。だってそうだって思わねばこの恋はあまりも不毛ではないか。
『勘違いしていただけよ、A』
『これは恋じゃないわ』
何故だか少しだけ胸がいたんだ。
─────
『お待たせしました』
「いえ、大丈夫っす」
差し出された手に手を重ね恐る恐る繋ぎ直す。過去の私よどうしてデート中に手を繋ぐ描写を入れたのか。そう無意味な問いをしてしまう程度には後悔していた。
「結構時間経ちましたね、最後にどこ行きます？」
『そうですね、もう一度私の好きな魚がいる水槽が見たいです』
「わかりました、では行きましょうか」
俯きがちになりつつ彼について行く。しばらくすればあの場所に戻ってきた。じっと水槽を見つめ何故か痛む胸を無視して必死に考える。
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人外人間白乃雫(プロフ) - shpくんと夢主ちゃん尊…尊すぎて貧血(>´^`<)(？) (3月13日 9時) (
レス) @page12 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
シュナ - ショッピ君のせーんぱいは反則やな。(確定ちゃいます?)この作品に感謝を。 (2019年12月8日 13時) (レス) id: e68f489c1a (このIDを非表示/違反報告)
mind - はぇ〜〜〜〜〜ショッピくんずるいわ〜。こんなにかっこいいなんて聞いてませんわ〜 (2019年9月7日 3時) (レス) id: 63cda1f554 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - え、めっちゃ好きです。ショッピくんかっこよすぎですよぉぉぉ…！こんな素晴らしい作品を書いていただいてありがとうオリゴ糖でございますぅぅぅ！(土下座) (2019年9月5日 22時) (レス) id: 7b0029aa38 (このIDを非表示/違反報告)
はるも - ふ、不意打ちキスはダメだよぉ…。反則だよぉ…。 (2019年9月4日 4時) (レス) id: 6896b2bbfd (このIDを非表示/違反報告)
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