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32話 ページ7

「ガヤのことになった瞬間、必死になるのすげームカつく。」



って握られた手に力がこもって。









「俺、ガヤに言ったよ。Aのことが好きだって。」








太輔だけには、この関係がバレて欲しくなかったけど

どうせ太輔はそれを聞いても何とも思わないんだろうなって、

1人で勝手に悲しくなって



「……そっか。」




涙を堪えて、そう言った。










今思えば、結局

私は自分のことばっかり考えてたんだと思う。







裕太はいつだって私のことを見ていてくれたのに、



裕太が悲しそうな顔で私を見てることなんて

気づいていなかった。

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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月29日 0時

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