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藤ヶ谷side 12 ページ20

「ガヤ、撮影終わったんだ」


って、玉がこっちを見てることに気づいて。



「うん。玉、この後仕事だろ?変わるよ」










「…ねえ、ガヤ。ガヤはAのことどう思ってるの?」












なんて、鋭い質問。




玉はこういう時、いつも鋭くて
まっすぐな目で俺を見てくる。








「自分でも分かんないんだ。麗奈のこと嫌いになったわけじゃないのに、玉とAが一緒にいるところ見るとモヤモヤする。」








嘘をついても見透かされそうで、

そう正直に答えると





「中途半端な気持ちでAを傷つけるのやめてくれない?
ガヤには渡さないよ」



「俺、行かなきゃだから起きたらこれAに渡しておいて」







なんて、宣戦布告されて






大切なメンバーのことも麗奈のことも


傷つけたくないのに





傷つけてしまうかもしれない選択肢が


頭から離れない自分がいた。

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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月29日 0時

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