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7話 ページ7
寒い冬はあっという間に過ぎ去って、太陽が輝く夏がきた。
「私、藤ヶ谷くんのこと好きになっちゃった、、」
そう麗奈に言われた時、なぜか胸が張り裂けそうになって。
ずっと気づかないようにしていた、太輔への気持ちに初めて気づいた。
太陽に照らされて輝く麗奈は眩しくて、
その横で輝く太陽もいつもよりも輝いて見えて。
あんまりにも2人はお似合いで、私には眩しすぎる2人だった。
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生暖かい風が吹く、真夏の夜。
「俺さ、麗奈と付き合うことになったんだ。笑 Aには自分の口から伝えたくて。」
太輔と過ごしていた2人の唯一の時間。
いつもはその時間が、何よりも大切な時間だったのに、この日から2人で過ごす時間はなくなって。
お似合いな2人の後ろ姿を、また後ろから見つめることしか出来なかった。
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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時