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4話 ページ4

帰り道、1人でタクシーに乗りながら考える。





「あの時、2人を引き合わせてなかったら
今頃私と太輔ってどうなってたかな。」




なんて。





諦めなきゃいけないのに、いつまでも諦められない。
そんな自分が心底嫌になる。







タクシーから降りると、
冬の始まりを告げる冷たい風が頬を掠めた。



「さむっ、、、 早く帰ろ。」






そう、あの日もこんな冷たい風が吹く寒い日だった。

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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時

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