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11話 ページ12
裕太と出会ったのは、
2年前の夏の日だった。
太輔が実家にどうしても必要なものがあるって、私が代わりに太輔の家に取りに行って。
昔から何も変わらない、太輔の家に少しホッとした。
「ごめん!どうしても撮影抜けられなくて、中まで届けに来て!俺の友達ですって言っておくから。」
太輔から送られてきた謝罪と撮影場所。
「もう。焼肉奢りだからね!」
なんて打って、ケータイの地図を見ながら、太輔のいる場所に向かう。
入り口でその旨を伝えて中に入ったけど、全くどこにいるかわからない。
「ん?あれ?もしかして噂のAちゃん?」
「はっはい。玉森くんですか?」
確か、これが私たちの初めての会話。
「がやー!Aちゃんいるよー!」
あれ、おかしいなさっきまでそこにガヤいたのに、探してくる、なんていって
行っちゃった玉森さん。
人懐っこい笑顔が印象的で、優しい人だなって思った。
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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時