2話【レイフ・マリー】 ページ3
いつも通りに目を覚ました
、
、
筈だった。
その時、僕は少し違和感を覚えた。
ベッドはいつものと比べると、何故かとてもふわふわしていて、
屋根と周りにフリフリなレースがついていた。
うわぁ！凄いわ〜！
興奮しながら考えながら周りを見渡していると、
僕はふと我に戻ってこう声を漏らした。
「……え？ここどこやねん」
まぁ、とりあえず部屋を出て散歩しよっかな…。
僕は立ち上がり、扉の方へ向かった。
おぉ…綺麗な服やな…凄すぎる…。
そして扉を開けようとすると、
？「レイフ様、お目覚めですか？」
とても可愛らしい女の人が居た。
ヤバいメイド服や…可愛すぎる…！
？「レイフ様ったら、髪もとかずに寝てしまって…まぁ、レイフ様の事ですからまた起きるとは思ってましたけど…って、レイフ様？」
レイフ「あぁぁ〜申し訳g……え？レイフ…？」
レイフって、あの乙女ゲームのキャラクターじゃ…？
僕がそう固まっていると、メイド服の子は化粧台の所まで僕を連れて行き口を開いた。
？「寝ぼけてるんですか？貴方の事ですよ」
と、そう言いながら僕の髪をといた。
僕は鏡に映った自分を見て、唖然とした。
は…？マジやん…。
そんな事を考えていると、
メイド服の子は髪をとき終わったのかそこから離れて立った。
レイフ「ありがとう！えっと…」
リリィ「リリィですよ、レイフ様。まだ寝ぼけているのでしょう。明日の朝にフォーレスト公爵家の皆様がご訪問されますので、お早めにお眠りください。」
それだけ言い、リリィは僕の部屋を出た。
これからどうしよ…。
レイフの様に振舞った方がええんかな？
悩みに悩みまくった結果、人前では礼儀正しくレイフ見たいにし、誰もいない時はいつも通りの自分で居ることにした。
レイフ「ん〜！…眠くなってきた…」
そのまま僕は、ベッドに入って静かに目を閉じた。
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