4.冗談も程々に ページ5
.
僕が教室に入ると、ヴァレアがまた驚くことを言い出した。
ヴァレア「あー、あの女！シトラリィの��ケイヤク��した者じゃんか！」
ん？ヴァレアが言ってんのは有原さんの事を言っているのか。
まさか彼女も��ケイヤク��した者だったなんて…。
『そ、そうなんだ。…次の授業は確か交流の時間あったしそん時にペアになってみようかな』
僕は自分の席に着き、意気揚々としているヴァレアを見つめた。今話している女の人が『シトラリィ』という人か。
そんな2人を置いて僕はノートを取り出した。
交流は今か今かと待っていると、ついにその時が来た。
誘い、受け取ってくれるかな…。
不安になりつつも僕は有原さんの肩を軽く叩き、『ペアにならない？』と誘う。
京夜「もちろんいいよ！ペアなろっか」
僕の懸念に反して、有原さんはあっさりと頷いた。
『ねえ、有原さんってさ��ケイヤク��とかって言葉知ってるかな』
僕の言葉に肩をぴくりと動かした有原さんは少し間を置いて「知ってるよ」と答えた。
『やっぱり…。僕、ヴァレアっていう契約者がいるんだけど君は《シトラリィ》っていう契約者がいる…のかな？』
京夜「うん、シトラリィっていったと思うよ。契約も見た目の割に強引で怖かった…」
そうなんだ。ヴァレアとノアも強引までとはいかないけど、結構あれだった…。
先生「そこ。集中しろ」
突然、低い声が教室中に響き渡った。『そこ』とはどうやら僕たちを言っているようだった。
皆が一瞬無言になりつつも、またワイワイと話し始めた。
僕たちも話し始め、その後はいろいろな事を話した。シトラリィさんとも話したが、可愛らしくて魅力的な女性だった。
授業終わりのチャイムが鳴り、僕たちは話を終わりにした。
シト「あら、チャイムね。ヴァレア、お話も終わりにしましょうか。」
ヴァレア「ああ、そうだな。んじゃ、また今度な！」
2人とも別れを告げ、私達はそれぞれ別の場所に向かっていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
因幡(プロフ) - りぃふ。@紫月さん» あ”り”がどー (2020年5月5日 17時) (
レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ。@紫月(プロフ) - 因幡さん» え、そうなんですか？！！主役です、もう立派な主役です！ (2020年5月5日 17時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - あ”〜自分が主役っていう自覚が無いよ〜 (2020年5月5日 12時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ。@紫月(プロフ) - なのはな れーずんさん» ありがとうございます…！なのはな れーずん様の子も素敵に生き生きとしたように書けるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願いします…！ (2020年5月5日 6時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
なのはな れーずん(プロフ) - ！！本編待ってました！これからどうなっていくのかが楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年5月4日 22時) (レス) id: 9be1ca46f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
