3.噂の先輩 ページ4
はぁ…なんとか間に合った。
私は内心取り乱しながらもなんとか本日2度目である胸を撫で下ろした。
校門を通って自分の下駄箱まで歩いていたその時。
「凛花先輩、付き合ってください！」
なんて声が響き、その辺りからザワザワっとしているのに気がついた。
その凛花先輩、という先輩は取り巻きが出来ていたため顔は見えなかったが「ふふ、ありがとう。でも、ごめんなさい」なんて告白を断る声が聞こえた。
凛花先輩の顔ががチラッと見えた時、『綺麗だな』とつい呟いてしまった。
その瞬間ヴァレアが何を言い出すかと思えば、それはとんでもない事だった。
ヴァレア「あっ！アイツ、��ケイヤク��した者の1人じゃん！テレンス、ちゃんとやってんのかな〜」
なんて事を言いだしたのだ。
『ね、ねえ、どういうこと？』
ヴァレア「は？聞いてたらわかんだろ？お前らと同じってこと！」
え、……えええええええ？！！
莉久も口を開けたままだし、え、は、ぇ…。
とりあえず、今は自分のクラスに向かわなきゃ。僕は下駄箱で莉久とわかれ自分の教室に向かった。
＿＿＿昼休み。
凛花先輩がなんと、たまたまだと思うが屋上にいた。
思わず足を止めた僕に気付かないまま、彼女は誰かと話しているようだった。
しばらくして、そっと吐息を零した彼女はこちらをゆっくりとこちらを向いた。
凛花先輩は、「何か用かしら？」と綺麗な瞳をこちらに向けた。
『＿＿あの、先輩も��ケイヤク��した者なんですか？』
ドキドキと胸を高鳴らせながら、彼女に尋ねた。
先輩は驚いたような顔をし、こう言った。
凛花「…そうよ。もしかして、貴方も…？」
『そうなんです。ヴァレアっていう契約者がいるんです』
すると、次の瞬間。
ヴァレア「やっぱりな。おい、テレンス！恥ずかしがらないで出てこいよ！」
テレンス？「別に恥ずかしがってなんていねーよ。…あぁ、はじめまして。そこの坊ちゃん。俺はテレンス。ヴァレアに振り回されて大変だろうに…」
どうやらテレンスというのは本当だったみたいだ。それにしても、契約者ってみんな綺麗だな。
『僕は天乃光っていいます。よろしくお願いします』
ニコッと笑顔を向け、自己紹介をした。
凛花「私は神代凛花。よろしくね」
凛花先輩は、さっきと変わらず無表情だったが少し笑みが見えたようにも見えた。
その時、昼休み終わりのチャイムが鳴り私達はそれぞれの教室に帰っていった。
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因幡(プロフ) - りぃふ。@紫月さん» あ”り”がどー (2020年5月5日 17時) (
レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ。@紫月(プロフ) - 因幡さん» え、そうなんですか？！！主役です、もう立派な主役です！ (2020年5月5日 17時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - あ”〜自分が主役っていう自覚が無いよ〜 (2020年5月5日 12時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ。@紫月(プロフ) - なのはな れーずんさん» ありがとうございます…！なのはな れーずん様の子も素敵に生き生きとしたように書けるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願いします…！ (2020年5月5日 6時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
なのはな れーずん(プロフ) - ！！本編待ってました！これからどうなっていくのかが楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年5月4日 22時) (レス) id: 9be1ca46f4 (このIDを非表示/違反報告)
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