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「切島」
「おー！どうした？」
いつもの変わらない様子に面食らう。
あれ、俺とは気まずくない感じ？
俺はかなり気まずいんだけど。
「話ある」
「外行くか？」
「おう」
外に出た切島が気持ちさそうに伸びをした。
思ってたんと違うんだけど。
「話って？」
「Aの事なんだけど「その事なら気にしてねーよ！心配かけて悪かった！俺が「違うんだよ。」
気にしてないも、悪かったも全部ほんとだって分かる。
でも違う。
Aが泣いてたんだから、絶対違う。
「あの時、俺がLINE返さなかった。」
「知ってた」
「俺、Aのこと好きだった。」
「それも知ってた。というかだったじゃねえだろ。今も好きだろ。」
真っ直ぐこちらを見てくる切島に
降参するように両手をあげた。
「あの時瀬呂がAのこと好きなの知ってたから、もちろん嫉妬したし、なんでLINE返してくんなかったんだって思った。」
目線が俺から外される。
少し悲しそうな目で自分の両手を見つめ始めた。
「でもそれと同時に、瀬呂がずっと我慢して、ずっと傷ついてたら俺はどうしたらいいんだろうって思っちまった。」
「は？」
「Aのことは大好きだから譲れねえけど、瀬呂だって大事なダチだから、悲しい思いさせたくねえ」
「ちょ、切島「嫉妬したのも、分かってやれなかったのも俺の未熟さが原因だろ？だからAの前に立つ自信がなかったというか、かっこ悪いとこ見せたくなかった」
「なんなのお前」
「え？」
「勝てないわ」
隣に腰かける。
どこまでもAのことばっかなんだな。
「Aのこと好きだけど、俺だってお前のこと大事だし。というかなんでそんな1人で抱え込んでんの。A泣かせんなよ」
「泣いてたのか？」
「ずっとな。2人のことずっと見てるだけで良かったのに、あん時はちょっと喜んだ。だから俺が悪い。すぐお前のこと追いかけて、Aのとこ戻ってやってくれって言えば良かった」
「悪くねえ。俺がもし瀬呂だったらAと二人でいたいって思っちまうから。」
「いや、それでもお前は連絡するだろ。」
漢気とかそういうの関係なく、純粋に良い奴だから。
全部に真っ直ぐだからこそ、今変にこじれるんだろう。
「Aに伝えるのだけ許して」
「俺には止める権利ねぇよ」
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なつとん(プロフ) - ♡さん» ありがとうございます…！！三角関係?もすれ違いもまともに書けたことないんですけど、ちびちび頑張っていきます、コメントめちゃくちゃ活力ですありがとうございます！！ (2023年1月30日 8時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
♡ - 瀬呂ｰｰｰｰｰｰｰ！！！The･メインキャラではないのに人気ありすぎの瀬呂の恋にすごくきゅんきゅんしてる。。 (2023年1月30日 2時) (レス) @page3 id: efa07b04ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月29日 23時
