第48話 後半跡部side ページ1
貴方side
〜〜カフェ〜〜
跡部「立海はAの言う元に戻ったのか?」
昼食時、景吾は言葉を選ぶように慎重に聞いてきた
貴方「……」
答えたくなくて首を横に降ると彼は息をついて
跡部「無理はするな。俺様はAの安全だけ考えて言ってるから冷たいと思うかもしれねぇが、正直、立海や幸村についてどうでもいい。ただ、Aの健康面や精神面だけが心配だ。だから……俺を安心させてるためだと思って帰ってきてほしい」
私が戻っても氷帝に迷惑をかけるだけ
邪魔だけは絶対にしたくないの
悲痛そうな顔で言う景吾の目線を避けて
貴方「私は最低でも、精市が完治するまでいたいよ。景吾がそう言ってくれるだけで凄く嬉しい。でも、もう少しだけ私を信じて待ってくれる?」
全国が終わるまでは立海に居なきゃ…
そう言うと景吾は少し考えるような素振りをして
跡部「なら、一つだけ条件を出させてもらう」
貴方「なに?」
跡部「冬休みの期間だけでも俺と過ごさせてくれないか?」
自分から条件と言う割には凄い不安げに聞いてくる彼に少し笑ってしまった
貴方「そんなことでいいの?」
跡部「それがいいんだ」
凄い真剣だから身構えてたけど拍子抜けだ
貴方「じゃあさ、ここじゃなくて景吾の所に行こ?きっとここだと2人でゆっくり出来ないし。私、東京でやりたいこともあるの」
跡部「あぁ、なら今すぐ行こう」
景吾はそう言うとスマホ片手に席を立った
跡部side
〜〜裏〜〜
跡部「今すぐ車を用意しろ。Aと2人で帰る」
ミカ『分かりました。行先は例の別荘でしょうか?』
跡部「いや、いつもの家だ。それを使うのはまだ先だ」
一方的に電話を切り考えをまとめる
Aはまだ完全に帰らない。いや、しかし現実を知りつつある
それを知ってるいるから俺を求める
短期間でも逃げたいから俺を選んだのか?
そう考えているのならあと少しで目的が達成する
その時は"保護"の名目でAを迎えよう
想像しただけで、胸が満たされるようだ
本当は今すぐ手篭めにしてやりたい
例え陽の光が浴びれなくても、それ以上の宝飾品で包もう
Aの幸せは俺様だけだと分からせてやりたい
跡部「すぐに迎えが来る」
昨日つけていた手袋はポケットに詰め込んで手を繋ごう
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かるぴん(プロフ) - 相変わらずめちゃくちゃ面白いです!面白すぎて寝不足です!笑 最近寒くなってきましたが、みょん助さんお変わりないでしょうか? (11月25日 3時) (レス) @page32 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
イッチー - また中3編の設定、お願いします。 (7月6日 1時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
NEOみょん助(プロフ) - わーい!久しぶりのコメントですね!お久しぶりです!私も嬉しー! (5月22日 22時) (レス) id: 07dcb2079d (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 久しぶりの更新嬉しいです。 (5月22日 2時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
はむはむ - おkです頑張って探しますね!! (2023年4月23日 9時) (レス) id: 7ee92c5d5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん助 x他1人 | 作成日時:2022年9月23日 13時