only one2

JENO side 1 ページ9

.

「ヌナー、こっち」


『ん、なになにジェノやー』



わなわんの人達が去り、ヌナの楽屋でまだまだ盛り上がるNCT組。
最初はヌナの近くにいたみんなも今はテヨンヒョンと一緒にはしゃいでる


どうしても気になることがあって…ヌナをみんなと少し離れたソファに呼んだ。



「…ヌナ、僕に何隠してんの？」



『……へ』



ほら、目が泳いでる。


「…彼氏出来たでしょ」



しかも…さっきいた人の中に。



『……なんでジェノにはバレちゃうかな、』



「そりゃあ伊達にヌナの弟してないしね〜見たらすぐ分かるよ」



僕のことを見ながらちらちらとあの人のことを見つめるAヌナ、多分他の人は誰も気付いてないだろうけど。
で、向こうもヌナのこと気にしてたし。
いや…あそこのメンバーは全体的にヌナのこと好きだな。



ただ…問題はそこじゃなくて。


「…どうすんの、テヨンヒョン」




『そうなんだよ〜…まだ話せてなくて』



テヨンヒョンは昔からヌナのことが好きで、どうやら今回のヌナの恋に関わってるっぽい。
可哀想に…ヒョン恐いからなあ。



「付き合ってるって言ったらいいじゃん」


『言えないよ〜！ミニョンもこれからだって時に広まったら…』



「彼氏さんミニョンさんなんだね、了解」



『あっ…』



まあ気づいてたけど。実はわかりやすいんだよね、ヌナ



「まあテヨンヒョンの気持ちも分からなくはないよ…ミニョンさんがどんな人なのか僕もまだ理解してないし」



『…いい人だよ。本当に。今回は信じてほしい』



「…僕もヌナを信じたいけど、」



そう言いかけた時にヌナの顔が辛そうになる。



「…もうヌナに辛い思いしてほしくないからさ、」




そう。僕は…ヌナの事を守る役目があるから。



.

JENO side 2→←ぎこちなくなる距離

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す