みっくんと私。太ちゃんと私。

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−みっくんside−









ﾊﾞﾀﾝ)





勢いよく玄関のドアをあけ
寝室に行くとそこにAの姿はない。









はっ？どこにいんだよ…









そう思い、リビングに入ると
ソファには布団も被らず
無防備に寝ているAの姿があった。









.









「A？」









俺の声に全く気づくことなく
ぐっすりと寝ているA。









もしかしてずっと泣いてたのか？


涙を流した後でぐちゃぐちゃになっている
Aの顔を見ると胸がキューっと締め付けられる。









.









.









「A…こんなとこで寝たら風邪ひくぞ？」









そう声を掛けAを寝室まで
運ぼうとしたとき、何かを
ぎゅっと抱きしめているのに気がついた。









えっ…これって…









.









「俺の上着だよな？」









って問いかけてもまぁ返事はないわけで。









はぁ…こいつ…マジで…









.









「可愛すぎんだろ…」

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