*不安 (藤ヶ谷編) ページ29
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「……太ちゃん?」
私の目に映る太ちゃんと横には知らない女性。
2人で仲良さそうに傘を指し
私に気づくことなくホテルへと消えていった。
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太ちゃん…今の誰?
ホテルっていうだけで
勝手に嫌な想像ばかりが頭に浮かぶ。
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「…何で?……」
街中で呆然と立ち尽くし
ボロボロと溢れてくる涙。
周りの人が不思議そうに
私を見ながら過ぎ去っていくのも
気にならないぐらい心が締め付けられていく。
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「ただいま〜」
いつものように夜遅く太ちゃんが帰ってくる。
リビングに入ってくるなり
私を見つけ、ただいまのキス。
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「…んっ…はぁ…」
「A…ただいま。」
「…おかえり……」
気づかれないように必死に笑顔を作り
太ちゃんに笑いかける。
「明日休みだし、久々にしよっか。」
ニッコリと微笑み、私を抱きしめながら
優しく語りかけてくれる太ちゃん。
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「風呂入ってくるからベッドで待ってて。」
そう言ってネクタイを緩めながら
浴室へと消えていった。
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ねぇ…太ちゃん…
あの女の人にもそうやって優しく誘ったの…?
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なっつん(プロフ) - まいまいさん» 初めまして!そんなこと言って貰えるなんて光栄です。更新いつも遅いですが、これからもよろしくお願いします! (2019年11月6日 9時) (レス) id: 3f3fdb238e (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 初めまして。この作品私の大好物です!(笑)いつも更新されるのを楽しみにしてます! (2019年11月5日 1時) (レス) id: a3ff07a45d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつん | 作成日時:2019年9月27日 3時