○93 ページ44
.
「えっ?」
一瞬思考停止したかのように
目をまんまるにして私を見るゆうか。
「……な、何で?」
「…あっ…えっと……」
「何で!?」
いきなりのことで驚いているのか
大声になるゆうかに対して
戸惑っているとごめんって言いながら
ゆうかは椅子に座りなおした。
.
「で…何で別れたりなんかしたの?
北山くんのこともう好きじゃないの?」
「それは違う!…
それだけは…違うの…」
付き合ってるときも別れてからも
みっくんのこと想わない日なんてなかった…
むしろどんどん好きになる一方だもん…
「…じゃあ何で?」
「……それは…」
.
「宏光く〜ん!今日何する〜?」
「んなの何でもいいっつーの…」
「ん〜じゃあカフェとか行きたいな〜」
「まぁいいけど…」
「本当に?嬉しい〜」
わざと聞こえるようにしたいのか
わざわざ私の後ろを通り過ぎ
みっくんと女の子たちは教室を出ていった。
.
「…みっくん……」
急に込み上げてきた涙を必死に
こらえようとしていると…
ゆうかは私の手を握り教室を出ると
少し離れた空き教室に連れていってくれた。
.
「…泣いていいよ?」
「…え?」
「ほら…我慢することないって…」
そう言って、優しく私を抱きしめてくれるゆうか。
そのとき私の感情を止めていた何かがプツンと切れ
私はその場で大声で泣き始めた。
「…ワーン…ウゥ…ウゥ…みっくんの…バカ…ヒック…」
ずっとずっと我慢してたからか
一旦泣き出すとますます止まらなくなる涙。
「辛いよね…よく頑張ったね…」
そう言いながらゆうかは優しく私の頭を
撫でてくれた。
362人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とも(プロフ) - ボードに返事しました! (2019年7月16日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - ともさん» 大丈夫ですよ〜! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 3f3fdb238e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードに送っても大丈夫ですか? (2019年7月13日 21時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - ともさん» 大丈夫ですよ!もう少し詳細もらってもいいですか? (2019年7月13日 21時) (レス) id: 3f3fdb238e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ニカ北の病気の話でも大丈夫ですか? (2019年7月13日 19時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっつん | 作成日時:2019年5月18日 0時