好きって言いたい…2

○７２ ページ23

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「んもぉ〜疲れた〜」


「何言ってんだよ…
まだ1時間しかやってねぇじゃん」


「だって分かんないんだもん…」









勉強に飽きて駄々をこねる私を
呆れた顔で見てくるみっくん。









「どこ？」


「へ？」


「どこが分かんないんだよ…
教えてやるから言ってみ？」


「うん…」









これ！と分からない問題に指をさし、
みっくんに問題集を渡すと
スラスラと私に説明してくるみっくん。








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「ま、待って！！」


「んだよ…」


「全っ然分かんない！！」


「はぁ！？」








「北山くん教えるの上手だね〜」






ゆうかがそう言うと…






「だろ？」






得意げにそう言うみっくん。









「へ！？どこが？」


「お前の理解力が足んねぇんだろ？」


「もぉ〜数学やだ……」









そう言いながらみっくんの肩にもたれかかると…










「しょうがねぇな…
ほら、もう1回説明してやるから。」









そう言って完全に疲れきってる私を起こし
みっくんはもう一度ゆっくり説明してくれた。

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