好きって言いたい… (ページ8)

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○８ページ8

「みっくん！これどういうこと！？」

席に着いてすぐにみっくんに付箋を渡した。

「…ったく何だよ…朝からうるせぇな。」

「ね、どういうこと！？」

眠そうなみっくんは
面倒くさそうに私の問いに答えた。

「だからお前のせいで宿題できなかったんだよ」

「……じゃなくて寝言のこと！！」

私の問いに少し沈黙があった後、、、

「…ん～…教えない…」

みっくんはそう言った。

.

「…はっ？」

「だから…教えない。」

「な、な、何で…」

「別に…」

「何でよ！いいじゃん！教えてよ！」

なかなか言わないみっくんの肩を
遠慮なくバシバシ叩いた。

「ちょ…ちょ…痛いって…」

「教えてくれる？」

「…なら宿題見せろよ。」

私は自分の鞄からノートを持ち出し
みっくんの前に立った。

「…貸したら教えてくれる？」

私はみっくんの目を見てそう言った。

「…分かったっつーの…教えるから貸せ。」

「何その言い方…絶対教えてよ！」

半信半疑な私は仕方なく
みっくんにノートを渡した。

「はいはーい！」

適当に返事をすると
みっくんはさっそく私のノートを広げ
宿題をし始めた。