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商店街に入ると…
.
「あ、あれ食べたい!」
ゆうかが指さした方向にはコロッケ屋があった。
「あ、いいね!私も食べたい!」
「行こ行こ〜!」
私たち4人はコロッケ屋に行き、
私とゆうかはコロッケを、
みっくんと玉森くんはメンチカツを買って
食べ歩きをしながら商店街をまわった。
.
「ゆうか、メンチカツ食べる?」
「あっいいの?」
「いいよ!」
「あ、私のもあげる!」
「おっ!ありがとう!」
私の後ろで玉森くんとゆうかが
コロッケとメンチカツを替えっこしてる姿を
ジッと見ていると…
「Aも食べる?」
みっくんが私の横にきて
私にメンチカツを差し出してきた。
「…いらない!」
ついつい私は少し強めに言い放ってしまった。
「…んだよ…まだ怒ってんのかよ…」
「…みっくんが悪いんじゃん!」
「だから謝ってんだろ…
あんなことでいちいち嫉妬すんなよ!」
「嫉妬じゃないもん!」
「それを嫉妬って言うんだよバーカ!」
すぐ口喧嘩になってしまう
私たちを後ろから見ながら…
「ほんとこの2人仲良いよね〜」
「まぁ…マジ喧嘩ばっかだけどな笑」
.
そう言いながらゆうかと玉森くんは
喧嘩ばかりの私たち2人を
しばらく後ろから見守ってくれていた。
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作者名:なっつん | 作成日時:2019年4月20日 15時