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いつもみたいに
あまり話さない私にみっくんは、
「何か飲む?」
そう聞いてくれた。
みっくん気遣ってくれてるんだよね。
「あ、うん…ありがとう…」
「うわ…あいつ買いすぎだろ…
どんなけジュースあんだよ…」
冷蔵庫を覗きながら独り言を言ってるみっくん。
そんなみっくんの背中を見てると…
" 北山くんの特別になりたいって思わない?"
" 大丈夫だよ…北山くんなら… "
" 頑張れ "
ふと、頭の中にゆうかの言葉が思い浮かんだ。
.
みっくんの特別…
なりたいよ…
なりたいけど…
もし、みっくんが何とも思ってなかったら?…
私は、もっともっとみっくんのこと知りたいよ?
でも私のこと、そんなふうに
見てないってこともあるよね…
今まで何回もみっくんの部屋に行ったり
2人っきりになったりしたこともあったのに
そんな雰囲気になったことなんて
1度もなかったんだよ??
も…もしかしたらそういう関係の子が
他にもいるかもしれない…
.
.
「A〜、お前の好きなオレンジジュースなかったからりんご………えっ?ど、どした!?A!」
気づくと…私の頬には涙が流れていた。
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作者名:なっつん | 作成日時:2019年4月20日 15時